画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド

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11.5.5 各設定項目の詳細

<この項の構成>
(1) 出力する行データの決定
(2) 印刷様式(レイアウトパターン)の決定
(3) 印字領域
(4) ます目の設定
(5) 印刷ドキュメント名の指定
(6) 下敷き機能の利用

(1) 出力する行データの決定

書式と合わせて出力する行データの出力様式(文字サイズ,印刷したい行間隔など)を決定します。行データの出力様式を制御する行制御情報は,書式と行データ属性をドローで定義すると,決定されます。文字サイズと文字間隔は,AP(COBOLではCHARACTER TYPE句)での指定がない場合,ドローの定義に従います。行間隔については,必ずドローの定義に従います。また,行データだけを印刷するときでも,けい線や固定文字列などを何も指定していない空の書式を作成する必要があります。定義できる文字サイズや行間隔のパターンについては,「11.5.5(2) 印刷様式(レイアウトパターン)の決定」を参照してください。

行データは,文字列の単位に文字サイズ,文字の間隔,文字の拡大などの属性が指定できます。文字サイズや,文字の間隔を文字列の単位で変更すると,文字が書式で設定する基準ます目に配置されない場合があります。このため,行データの属性も書式設計前に決定しておいてください。また,行の先頭文字が半角の場合と全角の場合では,行への文字の割り付け位置が異なります。一つの帳票では,すべての行の先頭文字を半角または全角で統一してください。なお,行データの表示属性はAPで設定します。

(2) 印刷様式(レイアウトパターン)の決定

用紙サイズやます目サイズは,書式と行データの出力様式(文字サイズ,印刷したい行数・列数など)に合わせて設定します。用紙サイズやます目サイズは,XMAP3が用意しているレイアウトパターンから選択します。レイアウトパターンの種類と内容を次の表に示します。なお,次の表は,次に示すCPIと文字サイズ,字間隔を同じものとして換算しています。

レイアウトパターンを決定すると,用紙サイズや基準ます目が設定されます。レイアウトパターンで設定される各項目の詳細を次に示します。

(a) 用紙のサイズと向き

出力する行データの様式と,書式の内容に応じた用紙のサイズと向きが設定されます。書式機能で使用できる用紙のサイズと向きを次の表に示します。

表11-114 使用できる用紙のサイズと向き

用紙サイズ 用紙方向 用紙の大きさ(単位:mm)
A3(JIS規格A3判) 縦/横 297×420
A4(JIS規格A4判) 縦/横 210×297
A5(JIS規格A5判) 縦/横 148×210
B4(JIS規格B4判) 縦/横 257×364
B5(JIS規格B5判) 縦/横 182×257
(b) 基準ます目

基準ます目は,レイアウトパターン,書式属性で指定した「ます目設定」,「行の間隔」,および「文字の間隔」で決まります。詳細については,「4.4.3(2) レイアウト領域の設定に関する用語」を参照してください。

(3) 印字領域

レイアウトパターンを選択すると,書式を用紙に印刷する領域(印字領域)の行数および列数が決定されます。書式の場合,印字領域は,用紙サイズからマージンを除いた領域です。書式は,印字領域の左上端(1行1列)を基点にレイアウトします。用紙と印字領域の関係を次の図に示します。

図11-18 用紙と印字領域の関係

[図データ]

ページプリンタでは,用紙に穴を開けることを想定しているため,マージンを設定して,印刷開始位置をずらせます。ユーザが設定するマージンを,マージンまたはソフトマージンといいます。

ソフトマージンに対して,プリンタドライバおよびプリンタ装置ごとに,ハード機構上,印刷できない領域(ハードマージン)があります。このハードマージンの値よりも小さいマージンを設定すると,ハードマージンが有効になります。このように,プリンタ機種によって印刷位置の先頭が異なるので,用紙の先頭行からの印刷はしません。ただし,PDFファイル出力の場合には,先頭行からの出力ができます。書式定義ごとの設定属性と印刷結果の関係を次の表に示します。

表11-115 書式定義ごとの設定属性と印刷結果の関係

ドローの書式定義 APの行データで
設定できる属性
印刷結果
LPI(ます目) 書式のLPI
基準文字サイズ
(ます目)
5 5
7 7
9 9
12 12
省略 書式で指定した値
基準字間値
(ます目)
0 0
1〜7 1〜7
省略 書式で指定した値
書体 標準,明朝体,ゴシック体,OCR APで指定した値
拡大 あり,なし APで指定した値
(凡例)
−:該当しない。

(a) 文字サイズ

行間隔とAPで指定できる文字サイズの組み合わせを次に示します。

行間隔 文字サイズ
5ポイント 7ポイント 9ポイント 12ポイント
3LPI
4LPI
6LPI
8LPI × ×
10LPI × ×
12LPI × ×
(凡例)
○:使用できる。
×:使用できない。
注※
印字時に文字が重なることがあるため,ほかの文字サイズを使用することをお勧めします。

(4) ます目の設定

書式属性ダイアログで,ます目設定を「自由な設定」にした場合,次に示す条件の組み合わせが設定できます。

組み合わせによる,行間隔,文字間隔については,「11.4.5(2)(a) ます目の設定」を参照してください。

(5) 印刷ドキュメント名の指定

印刷ドキュメント名を指定すると,帳票印刷時,Windowsのプリンタスプーラに任意のドキュメント名で印刷データを登録できます。なお,印刷ドキュメント名は,書式属性または環境変数に指定できます。

(a) 書式属性に指定する場合(印刷ドキュメント名)

印刷ドキュメント名を書式属性に指定する場合は,書式属性ダイアログの「印刷ドキュメント名」に指定します。

(b) 環境変数に指定する場合(印刷ドキュメント名)

印刷ドキュメント名を環境変数に指定できます。詳細は,マニュアル「XMAP3 実行ガイド」を参照してください。

(6) 下敷き機能の利用

書式オーバレイでは,用紙のフォーマットイメージをレイアウト領域の背後に(下敷き)表示しながら書式を定義できます。下敷き機能については,「11.7 下敷き機能の利用」を参照してください。