画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発ガイド
固定フィールドは,帳票上の表題や注釈などの変化しないテキストを配置するときに使用します。漢字を含めた日本語,または半角の英数字を設定できます。
固定フィールドは,APとのインタフェースを持ちません。したがって,固定フィールドを追加,修正,または削除してもAPには影響ありません。
固定フィールドの項目と設定できる値を次の表に示します。
表11-116 固定フィールドの項目と設定できる値
| 項目 | 動的変更 | 設定できる値 |
|---|---|---|
| 文字の拡大 | − | 標準,平体,長体,倍角 |
| 文字サイズ | − | 標準,5ポイント,7ポイント,9ポイント,12ポイント,14ポイント |
| 文字の間隔 | − | 標準,0〜7ポイント |
| 文字の書体 | − | 標準,明朝,ゴシック |
| 文字の強調 | − | 標準,太字,斜体,太字&斜体 |
| 網掛け | − | なし,薄い網掛け,標準網掛け,濃い網掛け |
| テキスト | − | 255文字(半角の場合)以内 |
| テキスト揃え | − | 中央,左,右,均等 |
ます目の配置では,その領域に合わせて配置されます。固定フィールドのます目の配置を次に示します。
書式オーバレイでは,メニューバーの[表示]−[ます目の配置]のチェックを外すと,自由な位置に固定フィールドを作成できます。
書式オーバレイの定義をする場合,固定フィールドダイアログで文字サイズと字間値を標準以外に設定すると,定義画面上の表示と印刷結果に多少のずれが発生することがあります。印刷する前に定義画面上で確認したい場合は,[表示]−[ズーム]−[拡大]で最大表示するか,プレビュー機能を使用してください。
表けい線の枠は,表を作成するときに使用します。見出しあり,または見出しなし枠を作成できます。
けい線の繰り返しは,選択した範囲に,縦方向または横方向にけい線を繰り返して引くときに使用します。
けい線は,配置した出力フィールドなどを強調したり,表を作成したりするときに使用します。縦方向,横方向,または斜め方向に1本の線が引けます。
けい線の項目と設定できる値を次の表に示します。
表11-117 けい線の項目と設定できる値
| 項目 | 動的変更 | 設定できる値 |
|---|---|---|
| 線の位置 | − | 上,中央,下 |
| 線の種類 | − | 実線,破線,点線,一点鎖線,二点鎖線,二重線,見えない線 |
| 線の太さ | − | 細,中,太,極太 |
| 向き | − | 右下がり斜線,右上がり斜線 |
[表示]−[ます目配置]のチェックを外すと,自由な位置にけい線を作成できます。
書式オーバレイのレイアウト画面では,横けい線(下)または横けい線(中央)(「線の位置」で「下」または「中央」が設定されている横けい線)を移動すると,移動カーソルは行の上側に表示されますが,けい線は行の下側または中央に引かれます。
また,フレームに配置されている横(下)けい線をクリックすると,けい線の繰り返しは解除されます。
矩形は,配置したフィールドを強調したり,表を作成したりするときに使用します。
矩形の項目と設定できる値を次の表に示します。
表11-118 矩形の項目と設定できる値
| 項目 | 動的変更 | 設定できる値 |
|---|---|---|
| 角の丸め | − | 全て丸める,丸めなし,任意の位置 |
| 丸め半径 | − | 大,標準,小 |
| 丸め場所 | − | 左上,左下,右上,右下 |
| 種別 | − | 枠だけ,枠と右下がり斜線,枠と右上がり斜線 |
| 線の種類 | − | 実線,破線,点線,一点鎖線,二点鎖線,二重線 |
| 線の太さ | − | 細,中,太,極太 |
ます目の配置では,その領域に合わせて配置されます。矩形のます目の配置を次に示します。
メニューバーの[表示]−[ます目の配置]のチェックを外すと,自由な位置に矩形を作成できます。
けい線は,横けい線の始点,交点,終点,および各行の縦けい線に半角文字で1文字分のけい線情報用の領域を占有します。横けい線は,けい線を行の上段に引くときは下側,行の下段に引くときは上側にけい線情報用の領域を占有します。ただし,書式オーバレイは,このようなけい線情報を意識しないで配置できます。矩形のけい線情報を次の図に示します。
図11-19 矩形のけい線情報
矩形内の斜線
矩形の角の丸め位置
円は,帳票上に印鑑を押す個所などを配置するときに使用します。
円の項目と設定できる値を次の表に示します。
表11-119 円の項目と設定できる値
| 項目 | 動的変更 | 設定できる値 |
|---|---|---|
| 線の種類 | − | 実線,破線,点線,一点鎖線,二点鎖線,二重線 |
| 線の太さ | − | 細,中,太,極太 |
| 網掛け | − | 網掛けなし,極薄網掛け,薄い網掛け,標準網掛け,濃い網掛け,極濃網掛け,薄い格子,標準格子,薄い右下,標準右下,薄い左下,標準左下,薄い縦線,標準縦線,薄い横線,標準横線 |
ます目の配置では,その領域に合わせて配置されます。円のます目の配置を次に示します。
メニューバーの[表示]−[ます目の配置]のチェックを外すと,自由な位置に円を作成できます。
円弧は,矢印や引出し線の角を丸めるときなどに使用します。
円弧の項目と設定できる値を次の表に示します。
表11-120 円弧の項目と設定できる値
| 項目 | 動的変更 | 設定できる値 |
|---|---|---|
| 角度 | − | 大,中,小 |
| 線の種類 | − | 実線,破線,点線,一点鎖線,二点鎖線 |
| 線の太さ | − | 細,中,太,極太 |
ます目の配置では,その領域に合わせて配置されます。円弧のます目の配置を次に示します。
なお,円弧の中心線もレイアウト領域内に配置する必要があります。
メニューバーの[表示]−[ます目の配置]のチェックを外すと,自由な位置に円弧を作成できます。
書式オーバレイで円弧を配置する場合,レイアウト上とプリンタ上での精細度の違いのため,印刷時に円弧の端がずれることがあります。確認する場合はテスト印刷をしてください。
領域に対する網掛けを指定できます。見出し領域に網掛けを配置してその領域を強調したり,複数行にわたって並んだフィールドに1行間隔の網掛けを配置することで表を見やすくしたりできます。また,格子や斜め線などの網掛けを設定できます。
網掛けは,けい線やフィールドと重ねて配置できます。
また,矩形の網掛け,ラウンドコーナの網掛け,および1行間隔の網掛けが設定できます。
網掛けの項目と設定できる値を次の表に示します。
表11-121 網掛けの項目と設定できる値
| 項目 | 動的変更 | 設定できる値 |
|---|---|---|
| 角の丸め | − | 全て丸める,丸めなし,任意の位置 |
| 丸め半径 | − | 大,標準,小 |
| 丸め場所 | − | 左上,左下,右上,右下 |
| 種別 | − | 枠なし,枠付,枠付・右下がり斜線,枠付・右上がり斜線 |
| 網掛け | − | 極薄網掛け,薄い網掛け,標準網掛け,濃い網掛け,極濃網掛け,薄い格子,標準格子,薄い右下,標準右下,薄い左下,標準左下,薄い縦線,標準縦線,薄い横線,標準横線 |
| 線の種類 | − | 実線,破線,点線,一点鎖線,二点鎖線 |
| 線の太さ | − | 細,中,太,極太 |
ます目の配置では,その領域に合わせて配置されます。網掛けのます目の配置を次に示します。
メニューバーの[表示]−[ます目配置]のチェックを外すことで,自由な位置に網掛けを作成できます。
帳票上に,固定グラフィックを貼り付けられます。固定グラフィックを使用するには,あらかじめWindows形式の固定グラフィックファイルを用意しておく必要があります。利用できるグラフィックデータは,ビットマップファイル(.bmp),メタファイル(.wmf),拡張メタファイル(.emf),またはJPEGファイル(.jpg,.jpeg)です。また,XMAP3が標準提供している固定グラフィックファイルを利用することもできます。なお,JPEGには,JFIF準拠ベースライン形式(基本DCT方式のJFIF01-01,およびJFIF01-02ファイル)だけ使用できます。グラフィックデータのサイズやデータ形式については,「11.5.3 書式オーバレイで定義できる値」を参照してください。
固定グラフィックには,レイアウト領域に配置したあと,領域サイズを基準にしてサイズを変更できる印刷方法と,レイアウト領域に配置したままのサイズで固定する印刷方法があります。XMAP3の印字領域はます目,ミリ,ドット単位でサイズを指定するのに対し,固定グラフィックはドット単位でサイズを変更する上,帳票の印刷精度(dpi)によって単位当たりのドット数が異なるため,印刷の際に何を優先するかで印刷方法を使い分けてください。
帳票でのビットマップ印刷は,解像度の違いから画面での表示と印刷時では,見かけ上の大きさが異なる場合があります。したがって,テスト印刷で印刷結果を確認し,ビットマップの大きさを調整してください。なお,XMAP3では,ビットマップデータは240dpi相当として処理します。
グラフィックの項目と設定できる値を次の表に示します。
表11-122 グラフィックの項目と設定できる値
| 項目 | 動的変更 | 設定できる値 |
|---|---|---|
| 領域に合わせて表示する | − | チェックあり/チェックなし |
| 枠付き(領域に枠を付ける) | − | チェックあり/チェックなし |
[表示]−[ます目配置]のチェックを外すことで,自由な位置に固定グラフィックおよび出力グラフィックを作成できます。
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