Bibliotheca21 Version 2 Standard

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10.1.2 メッセージの出力形式

ここでは,Bibliotheca21のメッセージの出力形式について説明します。

メッセージの出力形式は,メッセージの出力先によって異なります。各メッセージの出力先については,「10.1.1 メッセージの出力先」を参照してください。

<この項の構成>
(1) イベントログおよびメッセージファイルに出力されるメッセージの出力形式
(2) メッセージダイアログに出力されるメッセージの出力形式
(3) WWWブラウザに出力されるメッセージの出力形式

(1) イベントログおよびメッセージファイルに出力されるメッセージの出力形式

イベントログおよびメッセージファイルに出力されるのは,文書の収集・登録に関するメッセージおよびテキストデータベースに関するメッセージです。これらのメッセージの出力形式を次に示します。

 
{メッセージ識別子} メッセージテキスト
 

出力される内容について説明します。

メッセージ識別子
「XXXXnnnn(n)-L」の形式で出力されます。なお,メッセージ識別子は出力されない場合があります。また,メッセージに「{ }」(波括弧)は出力されません。
XXXX
メッセージプレフィクスです。メッセージの種類を識別できます。次のどれかの文字列が出力されます。
  • KMRC
    文書の収集・登録に関するメッセージです。
  • KMRS
    テキストデータベースに関するメッセージです。
  • KMRX
    ログ解析コマンド(BIBanalyzeSrchLogコマンド)に関するメッセージです。
nnnn(n)
メッセージ番号です。
文書の収集・登録に関するメッセージ,ログ解析コマンドに関するメッセージでは,5けたの数字が出力されます。
テキストデータベースに関するメッセージでは,4けたの数字が出力されます。
L
メッセージのレベルです。次のどれかの文字が出力されます。
  • I(Information)
    システムの動作,ログ解析コマンドの動作を通知するメッセージです。メッセージの発行後も処理を続行します。
  • W(Warning)
    警告レベルのトラブルが起こったことを通知するメッセージです。メッセージの発行後も処理を続行します。
  • E(Error)
    エラーレベルのトラブルが起こったことを通知するメッセージです。このメッセージが発行されたときは,処理を中断します。ただし,致命的なエラーでなければ,処理を再開させることができます。

メッセージテキスト
メッセージの内容が出力されます。

(2) メッセージダイアログに出力されるメッセージの出力形式

メッセージダイアログに出力されるのは,環境設定に関するメッセージおよび検索テンプレートに関するメッセージです。これらのメッセージの出力形式を次に示します。

[図データ]

出力される内容について説明します。

メッセージ識別子
「KMRSnnnn-L」の形式で出力されます。メッセージ識別子の各項目の詳細については,「10.1.2(1) イベントログおよびメッセージファイルに出力されるメッセージの出力形式」を参照してください。
なお,メッセージ識別子が出力されるのは,テキストデータベースに関するメッセージだけです。また,メッセージに「{ }」(波括弧)は出力されません。

メッセージテキスト
メッセージの内容が出力されます。

(3) WWWブラウザに出力されるメッセージの出力形式

WWWブラウザに出力されるのは,検索テンプレートに関するメッセージの一部およびテキストデータベースに関するメッセージの一部です。これらのメッセージの出力形式を次に示します。

[図データ]

出力される内容について説明します。

メッセージテキスト
メッセージの内容が出力されます。