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5.7.1 定義ファイルにパラメタを設定する

ASP.NET版検索テンプレートをカスタマイズするには,定義ファイルにパラメタを設定します。ただし,被リンク数による順位付け機能については,パラメタの設定は不要です。詳細は「5.7.2 被リンク数による順位付け機能を使用する」を参照してください。

<この項の構成>
(1) ASP.NET版検索テンプレートをカスタマイズするためのパラメタ
(2) 設定方法
(3) 定義例

(1) ASP.NET版検索テンプレートをカスタマイズするためのパラメタ

ASP.NET版検索テンプレートでカスタマイズできる機能,および対応するパラメタを次の表に示します。各パラメタの設定は省略できません。

なお,デフォルト値が設定されているパラメタに対して,パラメタ値の指定がない場合,または無効な値を指定した場合は,デフォルトの値と判断されます。

表5-6 ASP.NET版検索テンプレートのカスタマイズに関するパラメタ

項番 機能名 パラメタ名 設定値 デフォルト値
1 接続先サーバの設定 Bib21ServerName
  • 接続先サーバ名
localhost
2 検索リンクの別ウィンドウ表示 DisplayTarget
  • ターゲット名
    「<」「>」「”」は使用できません。使用できない文字を設定した場合は,その設定は無視されます。
    ターゲット名は全角,半角どちらでも指定できます。
なし(「検索結果一覧」画面と同じウィンドウに表示されます)
3 アクセス権付き検索 Bib21AccessCtrl
  • YES
    アクセス権付き検索機能が有効になります。
  • NO
    アクセス権付き検索機能が無効になります。
NO
4 検索結果一覧画面の1ページ分表示件数 SrchResDocNum
  • 10〜50(単位:件)
10
5 テキスト表示の1ページ分サイズ指定 ViewTextMaxPageLen
  • 2〜1,024(単位:KB)
2
6 検索結果一覧画面のソート種別ドロップダウンリスト表示 EnableSortKindList
  • YES
    「検索結果一覧」画面にソート種別ドロップダウンリストを表示します。
  • NO
    「検索結果一覧」画面にソート種別ドロップダウンリストを表示しません。
無効な値を指定した場合はNOと判断されます。
なし
7 検索条件・参照文書のログファイル出力先フォルダパス指定 SearchLogPath
  • 検索条件・参照文書の記録を出力するログファイルの出力先フォルダパス
指定が無い場合,ログファイルは出力されません。
なし
8 検索条件・参照文書のログファイル保存日数指定※1 SearchLogKeepDay
  • 0(単位:日)
    すべてのログファイルが保存されます。
  • 1〜365(単位:日)
    指定した日数の間,ログファイルが保存されます。
31
9 検索結果一覧画面の追加情報表示※2 SrchResFreeInfoFileTop
  • 「検索結果一覧」画面の上部に表示する追加情報を記述したユーザ作成ファイルのパス
指定したパスにファイルが存在しない場合は表示されません。
なし
SrchResFreeInfoFileBottom
  • 「検索結果一覧」画面の下部に表示する追加情報を記述したユーザ作成ファイルのパス
指定したパスにファイルが存在しない場合は表示されません。
なし
10 検索結果一覧画面のログ解析結果情報ファイル表示※3 SrchResLogAnalysisFile
  • ログ解析結果のデータファイル(CSV形式)
CSV形式以外のファイル,存在しないファイルを指定した場合は,ログ解析結果情報ファイルは表示されません。
なし
11 検索結果一覧画面のログ解析結果情報ファイルの表示文字サイズ指定 SrchResLogAnalysisDisplaySize
  • normal
    「検索結果一覧」画面の「文書のタイトル」と同じ文字サイズで,ログ解析結果情報ファイルを表示します。
  • small
    「検索結果一覧」画面の「文書の本文テキストの一部分」と同じ文字サイズで,ログ解析結果情報ファイルを表示します。
normal
12 テキスト表示の表示方式指定※4 RDBViewTextType
  • 0
    「テキスト表示」画面で本文テキストと文書の属性を,横並びの表形式で表示します。
  • 1
    「テキスト表示」画面で本文テキストと文書の属性を,縦並びの表形式で表示します。
0
RDBViewTextSeparatedType
  • 0
    「テキスト表示」画面で本文テキストと文書の属性を,一つの表にまとめて表示します。
  • 1
    「テキスト表示」画面で本文テキストと文書の属性を,二つの表に分離して表示します。
1
13 テキスト表示の1ページ分サイズ指定(RDB)※4 RDBViewTextMaxPageLen
  • 2〜1,024(単位:KB)
2

注※1
この機能を使用する場合は,あらかじめ検索条件・参照文書のログファイル出力先フォルダパスを指定する必要があります。指定していない場合「検索条件・参照文書のログファイル保存日数指定」の設定値は無視されます。

注※2
「検索結果一覧画面の追加情報表示」の詳細については,「5.7.3 追加情報を表示する」を参照してください。

注※3
「検索結果一覧画面のログ解析結果情報ファイル表示」の詳細については「5.7.4 ログ解析機能を使用する」を参照してください。

注※4
収集先種別がRDBの場合にだけ使用できる機能です。

(2) 設定方法

ASP.NET版検索テンプレートのカスタマイズに使用するWeb構成ファイルの格納先を次の表に示します。

表5-7 ASP.NET版検索テンプレートのカスタマイズに使用するWeb構成ファイル

ファイル名 内容 格納先
Web構成ファイル(Bib21ASPX.Config) ASP.NET版検索テンプレートをカスタマイズするためのパラメタを記述します。 Bibliotheca21のインストールディレクトリ\ISS\Conf

注※
アクセス権を変更する場合は,Administratorsグループのユーザ,およびSYSTEMのフルコントロールのアクセス権の設定が失われないようにしてください。

ASP.NET版検索テンプレートのカスタマイズに使用するWeb構成ファイルの記述形式,および記述規則について説明します。なお,Web構成ファイルはUTF-8エンコーディングで記述してください。

形式
<add key="パラメタ" value="設定値"/>

記述規則
  • 「=」の前後に空白は入れないでください。
  • 表5-6に示すパラメタ名のとおりに記述してください。
  • 無効なパラメタを記述した場合,その行は無視されます。

定義内容を有効にするには,定義ファイルを書き換えたあと,インターネットインフォメーションサービスを再起動してください。定義ファイルのアクセス権は,すべてのユーザに読み込み権限を付けてください。

(3) 定義例

Web構成ファイル(Bib21ASPX.Config)の定義例を次に示します。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<appSettings>
  <!--接続先サーバの設定-->
  <add key="Bib21ServerName" value="localhost"/>
 
  <!--検索リンクの別ウィンドウ表示(ターゲット指定)-->
  <add key="DisplayTarget" value=""/>
 
  <!--アクセス権付き検索(YES/NO)-->
  <add key="Bib21AccessCtrl" value="NO"/>
 
  <!--検索結果一覧画面の1ページ分表示件数(10〜50)-->
  <add key="SrchResDocNum" value="10"/>
 
  <!--テキスト表示の1ページ分サイズ指定(1〜1,024)-->
  <add key="ViewTextMaxPageLen" value="2"/>
 
  <!--検索結果一覧のソート種別ドロップダウンリスト表示(YES/NO)-->
  <add key="EnableSortKindList" value="YES"/>
 
  <!--検索条件・参照文書のログファイル出力先フォルダパス指定-->
  <add key="SearchLogPath" value="C:\Program Files\Hitachi\Bib21\Iss\Work\ASPX"/>
 
  <!--検索条件・参照文書のログファイル保存日数指定(0〜365)-->
  <add key="SearchLogKeepDay" value="31"/>
 
  <!--検索結果一覧画面の追加情報表示(上側)-->
  <add key="SrchResFreeInfoFileTop" value="C:\Program Files\Hitachi\Bib21\Iss\Work\ASPX\Bib21_FreeInfo_Top.txt"/>
 
  <!--検索結果一覧画面の追加情報表示(下側)-->
  <add key="SrchResFreeInfoFileBottom" value="C:\Program Files\Hitachi\Bib21\Iss\Work\ASPX\Bib21_FreeInfo_Bottom.txt"/>
 
  <!--検索結果一覧画面のログ解析結果情報ファイル-->
  <add key="SrchResLogAnalysisFile" value="C:\Program Files\Hitachi\Bib21\Iss\Work\ASPX\LogAnalysis.csv"/>
 
  <!--検索結果一覧画面のログ解析結果情報ファイルの表示文字サイズ指定-->
  <add key="SrchResLogAnalysisDisplaySize" value="normal"/>
 
  <!--テキスト表示の表示方式指定(0:横表示 1:縦表示)-->
  <add key="RDBViewTextType" value="0"/>
 
  <!--テキスト表示の表示方式指定(0:統合 1:分離)-->
  <add key="RDBViewTextSeparatedType" value="1"/>
 
  <!--テキスト表示の1ページ分サイズ指定(RDB)(1〜1,024)-->
  <add key="RDBViewTextMaxPageLen" value="2"/>
 
</appSettings>