Bibliotheca21 Version 2 Standard

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1.1.1 Bibliotheca21で構築できる文書検索システム

インターネットやイントラネットの浸透に伴い,職場で扱う文書の利用環境は,職場内のネットワークの共有ドライブやローカルドライブ上だけではなく,インターネットやイントラネット上にも広がっています。このような複数の環境に分散している文書を業務で利用する場合,次のような要因から業務が妨げられることがあります。

Bibliotheca21はこのような問題を解決し,職場内に分散している文書の中から,目的の文書をすばやく検索できる文書検索システムを構築します。

Bibliotheca21では,文書の検索範囲を任意に指定できるため,特定の範囲に分散している文書だけを対象にして検索できます。これによって,例えば,自部署の業務に関連する文書だけを対象にして検索できるようになります。

WWWブラウザから文書を検索できるため,一人一人の利用者が日常の業務で必要となる情報をすばやく検索できるようになり,部署全体の業務効率の向上につながります。

また,カスタマイズ機能を利用してアクセス権付き検索を設定し,検索を実行するユーザが参照権限を持つ文書だけを対象にした検索もできます。

さらに,Bibliotheca21では収集した文書を格納するデータベース(テキストデータベース)もあわせて提供するため,データベースを構築するための検討や設計などの煩雑な作業を軽減できます。システムの構築から運用までを支援する各種GUIも提供しており,中小規模の組織でもスムーズに構築・運用できます。

Bibliotheca21で構築できる文書検索システムのイメージを次の図に示します。

図1-1 Bibliotheca21で構築できる文書検索システムのイメージ

[図データ]

Bibliotheca21を導入することによって,例えば,次のような検索を実行できるようになります。