Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


17.4.5 STORE文

〈この項の構成〉

(1) 機能

レコード実現値を格納します。

(2) 形式

(a) UAPに記述するSTORE文

STORE
    レコード名
    FROM :埋込み変数

(b) DMLコマンドで記述するSTORE文

STORE
    レコード名
    SET 構成要素名=格納値〔,構成要素名=格納値〕…

(3) オペランドの説明

●レコード名

〜<識別子>((1〜30バイト))

レコード実現値を格納するレコード名を指定します。

注意事項
  • レコード名に英小文字を使用している場合は,レコード名を引用符(")で囲んでください。引用符で囲まないと,英小文字は英大文字と見なされます。

  • レコード名に空白またはハイフン(-)を使用している場合は,レコード名を引用符(")で囲んでください。

●FROM :埋込み変数

格納対象のレコードの格納値を指定します。

埋込み変数の宣言方法については,マニュアル「HiRDB 構造型データベース機能(UAP開発編)」の「UAPの作成」の「埋込み変数の宣言」を参照してください。

●SET 構成要素名=格納値〔,構成要素名=格納値〕…

構成要素名:〜<識別子>((1〜30バイト))

格納するレコードの値を指定します。

指定規則を次に示します。

  • 最下位レベルの構成要素(基本項目)に対する格納値を指定してください。

  • 構成要素名は,レコードの定義で指定した順に指定してください。

  • 指定が必要な構成要素をすべて指定してください。

    ・ルートレコードの場合は基本項目をすべて指定してください。

    ・子レコードの場合はデータ種別1がUの基本項目をすべて指定してください。

  • 指定が必要な構成要素については,#USAGEコマンドの実行結果で確認できます。#USAGEコマンドの実行結果に表示されたひな形のSETオペランドに出力されている構成要素を,出力されている順にすべて指定してください。#USAGEコマンドについては,「14.8.3 #USAGE(DMLコマンドのひな形の出力)」を参照してください。

  • 構成要素名に英小文字を使用している場合は,構成要素名を引用符(")で囲んでください。引用符で囲まないと,英小文字は英大文字と見なされます。

  • OCCURS句を指定して生成された構成要素名を使用する場合は引用符(")で囲んでください。OCCURS句については,「11.7.1(4)(g) OCCURS」を参照してください。

  • 格納値の指定形式については,「17.2.2 DMLのデータ型」を参照してください。

(4) 共通規則

(5) 使用例

例1

ルートレコードRECAにレコードを格納します。

STORE "RECA" FROM :WRECA
例2

DMLコマンドでルートレコードRECAにレコードを格納します。

STORE "RECA" SET "KEYDATA1"=X'01020304',"USERDA0"=200,"USERDB0"=100.2