17.2.2 DMLのデータ型
(1) DMLのデータ型
DMLで操作するレコードのデータ型については，「2.3.4(1) データ項目」を参照してください。
(2) 変換（代入，比較）できるデータ型
変換（代入，比較）できる定数の指定形式を次の表に示します。埋込み変数を使用した変換（代入，比較）については，マニュアル「HiRDB 構造型データベース機能（UAP開発編）」の「UAPの作成」の「埋込み変数の宣言」を参照してください。
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項番 |
DMLのデータ型 |
指定値の形式※ |
指定例 |
備考 |
|---|---|---|---|---|
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1 |
CHARACTER |
文字列定数 |
ELM01＝'AAABBB' |
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2 |
16進文字列 定数 |
ELM01＝ X'414141424242' |
||
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3 |
INTEGER |
整数定数 |
ELM01＝100 |
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4 |
16進文字列 定数 |
ELM01＝X'64000000' |
||
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5 |
SMALLINT |
整数定数 |
ELM01＝100 |
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6 |
16進文字列 定数 |
ELM01＝X'6400' |
||
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7 |
PACKED DECIMAL FIXED |
10進数定数 |
ELM01＝123.456 |
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8 |
16進文字列 定数 |
ELM01＝X'0123456C' |
||
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9 |
上記以外 |
16進文字列 定数 |
ELM01＝ X'010241414164000000' |
なし |
- 注※
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各定数の表記方法については，マニュアル「HiRDB SQLリファレンス」の「定数」を参照してください。
指定した定数に対して，HiRDB/SDはパディング（データを追加して長さを合わせる処理）や，切り捨てなどのデータの加工は行いません。
また，DMLのデータ型によっては，次の条件を満たす必要があります。
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DMLのデータ型がCHARACTERまたはXCHARACTERの場合
データ長が一致している必要があります。
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DMLのデータ型がPACKED DECIMAL FIXED，INTEGER，またはSMALLINTの場合
指定値はDMLのデータ型で表現できる範囲の値でなければなりません。また，指定値を16進文字列定数で指定した場合，指定値の長さは，構成要素の長さと等しくする必要があります。
なお，DMLのデータ型がPACKED DECIMAL FIXEDの場合，指定値に指定した文字数で整数部桁数および小数部桁数が決まります。
（例）
01234.000 → 整数部桁数5，小数部桁数3 .12345 → 整数部桁数0，小数部桁数5
上記の例のようにゼロサプレスはされません。指定値の整数部桁数および小数部桁数が，構成要素の整数部桁数および小数部桁数以下になるようにしてください。
(3) PACKED DECIMAL FIXED使用上の注意事項
DMLのデータ型にPACKED DECIMAL FIXEDを使用する場合の注意事項については，「2.3.4(1) データ項目」を参照してください。