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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


17.2.3 埋込み変数

DMLとUAPとの間で値の受け渡しをする際に,埋込み変数を使用します。埋込み変数の指定形式と機能について説明します。

DMLに埋込み変数を指定する場合の形式を以下に示します。

形式
:埋込み変数
注意事項

コロン(:)と埋込み変数の間に区切り文字を記述しないでください。

機能および用途

埋込み変数の機能および用途を次の表に示します。

表17‒3 埋込み変数の機能および用途

機能

用途

埋込み変数を記述するDML

検索結果のレコードの値の受け取り

レコードの値を受け取ります。

FETCH文

条件値の指定

検索条件に指定した構成要素と比較する値を指定します。

FETCH文,FIND文

更新値の指定

更新後のレコードの値を指定します。

MODIFY文

格納値の指定

格納するレコードの値を指定します。

STORE文

埋込み変数のデータ型とCOBOL言語のデータ記述の関係

埋込み変数をUAP中に記述するときのデータ型とデータ記述の関係については,マニュアル「HiRDB 構造型データベース機能(UAP開発編)」の「UAPの作成」の「埋込み変数の宣言」を参照してください。

埋込み変数の修飾指定

埋込み変数を集団項目で修飾できません。