5.13.9 更新可能なオンライン再編成の操作を取り消したい場合
pdorchgコマンドによるカレントRDエリアの切り替え前(「5.13.4(3) カレントRDエリアを切り替える(pdorchgコマンド)」の操作の前)であれば,更新可能なオンライン再編成の操作を取り消すことができます。操作を取り消す場合は,pdorbegin -uコマンドを実行します。コマンドの指定例を次に示します。
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(例1)更新可能なオンライン再編成をレコード型名指定で開始した場合
pdorbegin -t REC1 -u
[オプションの説明]
-t:ルートレコードのレコード型名を指定します。
-u:オンライン再編成閉塞を解除するオプションです。
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(例2)更新可能なオンライン再編成をRDエリア名指定で開始した場合
pdorbegin -r FMB01,FMBIDX -u
[オプションの説明]
-r:オリジナルRDエリア名を指定します。
-u:オンライン再編成閉塞を解除するオプションです。
- 注意事項
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pdorchgコマンドによるカレントRDエリアの切り替え後(「5.13.4(3) カレントRDエリアを切り替える(pdorchgコマンド)」の操作のあと)は,更新可能なオンライン再編成の操作を取り消すことはできません。
カレントRDエリアの切り替え後に,更新可能なオンライン再編成の操作を取り消すと,レプリカRDエリアへの更新処理がオリジナルRDエリアに反映されないため,SDBデータベースの内容が不整合な状態になります。
誤って取り消してしまった場合は,データロードを実行しないで,追い付き反映処理だけを実行してください。そうすると,レプリカRDエリアに対する更新処理をオリジナルRDエリアに反映することができます。
また,この場合,追い付き反映キー対応表の初期化を必ず実施してください。初期化しないで,追い付き反映キー対応表に前回の更新可能なオンライン再編成時のデータが残っていると,SDBデータベースの内容が不整合な状態になります。