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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


5.9.2 常用常駐領域のSDBディレクトリ情報の確認方法(待機系ユニットの場合)

pdsdbarc -aコマンドの実行結果には,実行系ユニットのSDBディレクトリ情報だけが表示されます。待機系ユニットのSDBディレクトリ情報は表示されません。そのため,待機系ユニットのSDBディレクトリ情報が一致しているかどうかは,出力されたメッセージで確認します。手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) KFPB62908-Iメッセージの出力を確認する

待機系ユニットの開始処理時にKFPB62908-Iメッセージ(SDBディレクトリ情報が共用メモリの常用常駐領域に常駐化された旨のメッセージ)が出力されます。このメッセージが,全待機系ユニットで出力されていることを確認してください。

(2) KFPB31020-Iメッセージの出力を確認する

待機系ユニットの開始後,pdsdbarc -aコマンドを実行して,SDBディレクトリ情報に関する情報を表示してください。実行結果にKFPB31020-Iメッセージが出力されたことを確認します。

(3) KFPB62908-IとKFPB31020-Iメッセージの内容を確認する

これらの2つのメッセージに出力されている次に示す情報を確認します。すべてが同じ場合は,SDBディレクトリ情報が一致しています。

[説明]
  • time stampに表示されているSDBディレクトリ情報およびSDB定義文の最終更新日時を確認します。( )内がSDB定義文の最終更新日時です。

  • kind=CONSの行(常用常駐領域の情報)を確認してください。

全待機系ユニットについて確認してください。

SDBディレクトリ情報が不一致の場合は,「5.9.3 常用常駐領域のSDBディレクトリ情報の不一致が発生したときの対処」を参照して対処してください。

なお,実行系ユニットの開始後に実行したpdsdbarc -cコマンドの実行結果(KFPB31012-Iメッセージ)にも,SDBディレクトリ情報の最終更新日時とSDB定義文の最終更新日時が表示されます。KFPB62908-IとKFPB31012-Iメッセージでも,実行系ユニットと待機系ユニットのSDBディレクトリ情報が一致していることを確認できます。