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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


4.9.3 SDB用UAP環境定義ファイルを格納するディレクトリの作成

〈この項の構成〉

(1) $PDCONFPATH/pdsdbuapenvディレクトリの作成

4.9.2 SDB用UAP環境定義ファイルを配置するサーバマシンの検討」で決定したSDB用UAP環境定義ファイルを配置するサーバマシンの$PDCONFPATH下に,pdsdbuapenvディレクトリを作成してください。$PDCONFPATH/pdsdbuapenv下に,SDB用UAP環境定義ファイルを格納します。

注意事項

$PDCONFPATH/pdsdbuapenvディレクトリのパーミッションは,755に設定して維持してください。

■SDB用UAP環境定義ファイルの数が多い場合

$PDCONFPATH/pdsdbuapenv下に格納するSDB用UAP環境定義ファイルの数が多くなると,HiRDB/SDがファイルサーチする際の処理時間が長くなります。そのため,SDB用UAP環境定義ファイルの数が多くなる場合は,業務システムなどの単位で,$PDCONFPATH/pdsdbuapenv下にさらにディレクトリを作成することを推奨します。作成したディレクトリ下にSDB用UAP環境定義ファイルを格納します。

SDB用UAP環境定義ファイルを格納するディレクトリの構成例を次の図に示します。

図4‒10 SDB用UAP環境定義ファイルを格納するディレクトリの構成例

[図データ]

[説明]

上記の例の場合,$PDCONFPATH/pdsdbuapenv下にsystem01とsystem02のディレクトリを作成しています。system01とsystem02のディレクトリ下に,それぞれSDB用UAP環境定義ファイルを格納しています。

注意事項
  • ディレクトリ名称に使用する文字は,先頭が英字の英数字(最大8文字)にしてください。

  • ここで作成したディレクトリ(上記の例のsystem01とsystem02のディレクトリ)のパーミッションは,755に設定して維持してください。

  • SDB用UAP環境定義ファイルを格納できるディレクトリの階層は,$PDCONFPATH/pdsdbuapenv下1階層までです。例えば,$PDCONFPATH/pdsdbuapenv/system01/subdir01ディレクトリを作成し,そのディレクトリにSDB用UAP環境定義ファイルを格納することはできません。

(2) SDB用UAP環境定義ファイルの配置

SDB用UAP環境定義ファイルを,「4.9.2 SDB用UAP環境定義ファイルを配置するサーバマシンの検討」で決定したサーバマシンに配置してください。「4.9.3(1) $PDCONFPATH/pdsdbuapenvディレクトリの作成」で作成したディレクトリ下にSDB用UAP環境定義ファイルを格納します。

注意事項

SDB用UAP環境定義ファイルに対するパーミッションは,644に設定して維持してください。

参考

UAPがHiRDBサーバに接続した際,HiRDB/SDはSDB用UAP環境定義ファイルを読み込んで,解析結果をプロセス固有メモリに保持します。その結果,DMLの実行時に,SDB用UAP環境定義ファイルに指定された機能が適用されます。