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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


4.9.4 クライアント環境定義の作成

次に示すオペランドを指定したクライアント環境定義を,UAPグループごとに作成してください。

PDSDBUAPFILEオペランドおよびPDSDBUAPDIRオペランドの詳細については,「16.3.1(4) SDBデータベースを操作するAPIまたはDMLの実行時にだけ指定できるクライアント環境定義」を参照してください。

クライアント環境定義のPDSDBUAPFILEオペランドおよびPDSDBUAPDIRオペランドの指定例を次に示します。

■24時間連続稼働のシステムの場合

OpenTP1環境下の場合,クライアント環境定義を変更すると,ユーザサーバの再起動が必要になります。そのため,24時間連続稼働するシステムの場合は,0バイトのSDB用UAP環境定義ファイルを作成しておくか,またはコメントだけを記述したSDB用UAP環境定義ファイルを作成しておくことを推奨します。このあらかじめ作成しておいたSDB用UAP環境定義ファイルの名称と格納ディレクトリを,クライアント環境定義のPDSDBUAPFILEとPDSDBUAPDIRに指定しておいてください。

このように準備しておくと,システムの稼働後にSDB用UAP環境定義を使用することになっても,クライアント環境定義の変更が不要になります。そのため,ユーザサーバの再起動が不要になります。

SDB用UAP環境定義の変更方法については,「5.10.1 SDB用UAP環境定義の変更方法【SD FMB】」を参照してください。