3.8.4 HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)実行時の排他資源数
HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)の実行時には,次の計算式で算出したサーバ当たりの排他資源数が必要になります。
・トランザクションを超えた排他制御で使用する資源数
X=(a+b)×2+2+c×d
サーバ共通定義のpd_lck_until_disconnect_cntオペランド値は,X以上必要です。
- 変数の説明
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a:格納レコード用RDエリアの総数
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b:インデクス格納用RDエリアの総数(シーケンシャルインデクス格納用,二次インデクス格納用)
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c:インデクスの総数(シーケンシャルインデクス,二次インデクス)
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d:レコードの横分割格納RDエリア数
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・トランザクション内の排他制御で使用する資源数
Y=a×2+1+b+c
サーバ共通定義のpd_lck_pool_sizeオペランド値は,↑Y÷4↑キロバイト以上必要です。
- 変数の説明
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a:使用中セグメント数(すでにデータが格納されているセグメント数)
environment文のpurgeオペランドにyesを指定したときに加算してください。
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b:レコード型を格納するRDエリアの使用セグメント数
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c:インデクスを格納するRDエリアの使用セグメント数
使用セグメント数は,データを格納する予定のセグメント数としてください。ただし,-dオプションの指定時,すでにデータが格納されているセグメント数(使用中セグメント数)の方が,データを格納する予定のセグメント数より多い場合は,使用中セグメント数で計算してください。
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HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)の前処理では,(209+a)の資源を消費します。そのため,Yは最低でも(209+a)以上必要です。HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)の前処理で確保した資源は,データロードを開始する前に解放されるため,計算したYの値が(209+a)以上の場合は,その値を使用してください。