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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


3.8.3 HiRDB/SD定義ユティリティ(pdsdbdef)実行時の排他資源数

HiRDB/SD定義ユティリティ(pdsdbdef)の実行時には,次の計算式で算出したサーバ当たりの排他資源数が必要になります。

〈この項の構成〉

(1) *ENTRY DICTIONARY文(SCHEMA指定)の実行時

(2) *ENTRY DICTIONARY文(STORAGE SCHEMA指定)の実行時

(3) *ENTRY DIRECTORY文の実行時

(4) *ALTER DICTIONARY文(SCHEMA指定)の実行時【4V FMB,4V AFM】

(5) *ALTER DICTIONARY文(STORAGE SCHEMA指定)の実行時【4V FMB,4V AFM】

(6) *ALTER DIRECTORY文の実行時【4V FMB,4V AFM】

(7) *DELETE DICTIONARY文(SCHEMA指定)の実行時

(8) *DELETE DICTIONARY文(STORAGE SCHEMA指定)の実行時

(9) *DELETE DIRECTORY文の実行時

(10) *CHECK DICTIONARY文(STORAGE SCHEMA指定)の実行時

(11) 計算式で使用する変数の説明

計算式中で使用している変数の意味を次に示します。

変数

変数の意味

DICPG

データディクショナリ用RDエリアのページ長(バイト)

DB

SDBデータベース定義情報長(バイト)

表3-26 計算式2(SDBデータベース定義情報長)」を参照して算出してください。

DBVW

SDBデータベースビュー定義情報長(バイト)

表3-27 計算式3(SDBデータベースビュー定義情報長)」を参照して算出してください。

STDB

SDBデータベース格納定義情報長(バイト)

表3-28 計算式4(SDBデータベース格納定義情報長)」を参照して算出してください。

DBS

SDBディレクトリ情報長(SDBデータベース情報長)(バイト)

3.4.2 共用メモリの見積もり」の,変数dbsの計算式で算出してください。

SUB

SDBディレクトリ情報長(SDBデータベースビュー情報長)(バイト)

3.4.2 共用メモリの見積もり」の,変数subの計算式で算出してください。

CRTTBL

レコード型定義の排他資源数(個)

マニュアル「HiRDB システム定義」の「排他資源数の見積もり」の「定義系SQL」の「CREATE TABLE」を参照して算出してください。

CRTIDX

インデクス定義の排他資源数(個)

マニュアル「HiRDB システム定義」の「排他資源数の見積もり」の「定義系SQL」の「CREATE INDEX(プラグインインデクスでない場合)」を参照して算出してください。

DRPTBL

レコード型定義削除の排他資源数(個)

マニュアル「HiRDB システム定義」の「排他資源数の見積もり」の「定義系SQL」の「DROP TABLE」を参照して算出してください。

ALTRDA

格納RDエリア変更の排他資源数

マニュアル「HiRDB システム定義」の「排他資源数の見積もり」の「定義系SQL」の「ALTER TABLE」を参照して,排他資源数を算出してください。

その際,次のことに留意してください。

  • 「SDBデータベース格納定義のWITHINオペランドに指定した格納RDエリアの変更」は,「ALTER TABLE文によるRDエリアの変更」に対応しています。

  • 「CHANGE RDAREA横分割表の場合に加算します。」の部分の計算式を加算してください。

PRGTBL

格納条件が変更となるRDエリアの初期化に必要となる排他資源数

マニュアル「HiRDB システム定義」の「排他資源数の見積もり」の「操作系SQL」の「PURGE TABLE」を参照して,排他資源数を算出してください。

その際,次のことに留意してください。

  • 「SDBデータベース格納定義のWITHINオペランドの指定による格納条件の変更をしたRDエリア」は,「PURGE TABLE文の対象RDエリア」に対応しています。

RECN

SDBデータベース内のレコード型数(個)

IDXN

SDBデータベース格納定義内のインデクス数(個)

ADRECN

SDBデータベースの定義変更で追加したレコード型数(個)

ADIDXN

SDBデータベースの定義変更で追加したインデクス数(個)

ALRECN

SDBデータベース格納定義で格納RDエリアを変更したレコード型数

注※

マニュアルを参照する場合,次の用語を読み替えてください。

  • 「表」を「レコード型」に読み替えてください。

  • 「列」を「構成要素」に読み替えてください。なお,データ属性を持たない構成要素は,構成要素数を数える際の対象にはしないでください。また,SDBデータベース定義でOCCURS句を指定する場合,システム内で生成される構成要素は,構成要素数を数える際の対象にしてください。