Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


3.1.3 システムファイルの設計

ここでは,システムファイルの設計について説明します。

〈この項の構成〉

(1) システムログファイルの設計

システムログが出力されているファイルの容量いっぱいにシステムログが出力されると,システムログの出力先がほかのシステムログファイルに変更されます。これをシステムログファイルのスワップといいます。

システムログファイルのスワップ時に,スワップ先にできる状態のシステムログファイルがないとHiRDB(ユニット)は異常終了します。このため,システムログファイルの容量を適切に見積もっておく必要があります。

システムログファイルの設計については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「システムファイルの設計」の「システムログファイルの設計」を参照してください。なお,システムログ量を見積もる際には,「3.5.1 システムログ量の見積もり」で算出した値を加算してください。

HiRDBにはシステムログファイルの空き容量を監視する機能(システムログファイルの空き容量監視機能)があります。詳細については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「システムログファイルの空き容量監視機能の運用方法」を参照してください。

(2) シンクポイントダンプファイルの設計

シンクポイントダンプファイルはシステムマネジャを除いた各サーバに必要です。シンクポイントダンプファイルの容量が不足すると,HiRDBを開始できません。

シンクポイントダンプファイルの設計については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「システムファイルの設計」の「シンクポイントダンプファイルの設計」を参照してください。

(3) ステータスファイルの設計

システムマネジャを除いた各サーバにサーバ用ステータスファイルが必要です。また,各サーバマシンにユニット用ステータスファイルが必要です。ステータスファイルが容量不足になるとHiRDBが異常終了します。

ステータスファイルの設計については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「システムファイルの設計」の「ステータスファイルの設計」を参照してください。