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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


2.5.9 レコードの削除

SDBデータベースから,1件以上のレコードを削除します。

削除するレコードが最下位のレコードである場合,そのレコードだけを削除します。削除するレコードに子レコードが存在する場合,子レコードも同時に削除します。

4V FMBのSDBデータベースの場合,SDBデータベースを操作するAPIの一括オプションに'O'を指定することで,最下位のレコードをすべて削除することもできます。ただし,ルートレコードは最下層のレコードであっても,一括オプションに'O'を指定した削除はできません。ルートレコードを削除する場合には,一括オプションに'S'を指定してください。

〈この項の構成〉

(1) USERポインタの解除【4V FMB】

USERポインタの指すレコードを削除した場合,USERポインタは解除されます。

(2) レコードの位置づけ

レコードを削除する場合は,削除するレコードに位置指示子を位置づけておく必要があります。

なお,4V FMBのSDBデータベースで最下位のレコードをすべて削除する場合は,削除する最下位のレコードのどれかに位置指示子を位置づけておく必要があります。また,4V FMBのSDBデータベースでルートレコードを削除する場合は,構成要素名にDBKEYを指定した=条件の検索で,削除対象のレコードに位置指示子を位置づけておく必要があります。

レコードの位置づけについては,「2.5.3(1) レコードの位置づけ」を参照してください。