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HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


9.5 システムログファイルによるデータ連動回復

データ連動回復機能とは,通常のデータ連動が停止した場合に,障害で消失した未反映の更新情報を再抽出し,その情報を基に抽出情報キューファイルを回復して反映側に送信することで,データ連動の整合性を回復できるようにする機能です。

HiRDB Dataextractorで表全体を回復するには数日掛かってしまう大規模システムで,早急にデータ連動の整合性を回復するときに,データ連動回復機能を使います。

データ連動回復機能には,次の二つの方法があります。

ここでは,システムログファイルによるデータ連動回復について説明します。アンロードログファイルによるデータ連動回復については,「9.6 アンロードログファイルによるデータ連動回復」を参照してください。

注意事項

データ連動回復機能は,通常の運用で間違えて実行するとデータ連動不整合を引き起こすおそれがあります。データ連動の障害発生時に限って使うようにしてください。

〈この節の構成〉