Hitachi

HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


5.13.2 抽出側Datareplicatorの定義の例

抽出側Datareplicatorの定義のうち,抽出システム定義,抽出環境定義,及び送信環境定義の例を説明します。抽出定義の例については,「5.13.4 抽出定義と反映定義の例」を参照してください。

抽出側Datareplicatorでは,抽出側Datareplicatorの定義のテンプレートを用意しています。テンプレートを $HDEPATH/ディレクトリ下にコピーして,ユーザの環境用に修正して利用できます。

UNIXシステムでEUCコード体系を使ってテンプレートを利用する場合には,文字コードを変換するためのOSコマンド(iconvなど)を使う必要があります。文字コードを変換するためのOSコマンドについては,該当するOSのリファレンスマニュアルを参照してください。

抽出側Datareplicatorの定義のテンプレートは,次に示すディレクトリに格納してあります。

抽出側Datareplicatorの定義のテンプレートのファイル名を次の表に示します。

表5‒26 抽出側Datareplicatorの定義のテンプレートのファイル名

定義名

ファイル名

記述方式

抽出システム定義

hdeenv

  • コメントには,JIS8/シフトJISコード体系の文字を使っています。

  • setで始まる行は,省略できないオペランドです。

  • #setで始まる行は,省略できるオペランドです。

  • 指定範囲と省略時仮定値は,次のように記述しています。

    《指定範囲;省略時仮定値》

  • 省略時仮定値のあるオペランドには,設定値として省略時仮定値を記述しています。省略時仮定値のないオペランドには,設定値を記述していません。

  • オペランドの制限長が80文字までのため,ルーラを付けています。

抽出環境定義

extenv

送信環境定義

sendenv

抽出定義

extfile

  • コメントには,JIS8/シフトJISコード体系の文字を使っています。

  • 抽出定義では,抽出文は省略できませんが,ユーザの定義に依存するため,定義例はすべてコメントとして記述しています。ただし,定義の終了を示す「;」だけは,コメントとして記述していません。

  • 全般規則を先頭に記述しています。

〈この項の構成〉

(1) 抽出システム定義の例

抽出システム定義の例を次の図に示します。

図5‒14 抽出システム定義の例

[図データ]

(2) 抽出環境定義の例

抽出環境定義の例を次の図に示します。

図5‒15 抽出環境定義の例

[図データ]

(3) 送信環境定義の例

(a) 送信先識別子S1の場合の送信環境定義の例

送信先識別子S1の場合の送信環境定義の例を次の図に示します。

図5‒16 送信環境定義の例(送信先識別子S1の場合)

[図データ]

(b) 送信先識別子S2の場合の送信環境定義の例

送信先識別子S2の場合の送信環境定義の例を次の図に示します。

図5‒17 送信環境定義の例(送信先識別子S2の場合)

[図データ]