4.2.4 n表から1表にデータ連動するパターン
n表から1表にデータ連動するパターンについて説明します。
複数の抽出対象表を反映側で一つにまとめ,一つの表に反映するときは,マージ表を使います。マージ表を反映側システムで生成して,複数の抽出対象表を反映側で一つにまとめて一つの表に反映できます。INSERT,DELETE及びPURGE TABLEなどによる変更は,マージ表の規則又は反映表定義load文の指定に従って変換されます。
マージ表を使って,複数の抽出対象表を反映側で一つにまとめて一つの表に反映する例を次の図に示します。
(説明)
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抽出側での複数の表の抽出,送信
抽出側で複数の表の更新情報を抽出する場合には,抽出する表の数だけ,抽出文を指定します。
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反映側での複数の表から一つの表への反映
反映側で複数の表から一つの表に反映する場合には,抽出対象表の数だけ,更新情報フィールド定義,及び反映表定義を指定します。また,この場合,抽出対象表と反映対象表とで列の数を対応させる必要があるため,更新情報フィールド定義でユーザ任意のダミーのフィールド名称を指定します。ダミーのフィールド名称には,const句を指定します。
反映表定義では,更新情報フィールド定義で指定したすべてのフィールド名称を指定します。なお,マージ表を作成するときは,反映表定義のto句で表名の前にsqlconvopt1又はsqlconvopt2を指定します。