Hitachi

HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


1.4.1 Datareplicatorで使えるデータ型

Datareplicatorで使えるデータ型を次の表に示します。

表1‒7 Datareplicatorで使えるデータ型

分類

Datareplicatorで使えるデータ型

数値型

INTEGER,SMALLINT,DECIMAL,LARGEDECIMAL,FLOAT,SMALLFLT

文字型

CHAR※3,VARCHAR※3,NCHAR,NVARCHAR,MCHAR,MVARCHAR

日付型

DATE,TIME,TIMESTAMP,INTERVAL YEAR TO DAY,INTERVAL HOUR TO SECOND

抽象データ型※1

SGMLTEXT,FREEWORD,XML

特殊な型※2

BLOB,BINARY

注1

更新をしていない列についても,同じ値で更新したものとしてデータ連動します。ただし,次のデータ型の列については,更新していない場合データ連動しません。

  • VARCHAR型(256バイト以上の場合)

  • NVARCHAR型(128文字以上の場合)

  • MVARCHAR型(256バイト以上の場合)

  • BLOB型

  • BINARY型(256バイト以上場合)

  • 抽象データ型(SGMLTEXT,FREEWORD,XML)

注2
  • データ型に繰返し列を作成しているときでも抽出できます。繰返し列を使った表のデータ連動については,「1.4.3 繰返し列を使った表のデータ連動」を参照してください。

  • LONG VARCHAR,LONG NVARCHAR,及びLONG MVARCHARは,それぞれVARCHAR,NVARCHAR,及びMVARCHARとして認識されます。

注3

JIS 第3水準・第4水準の文字をデータ連動するには条件があります。詳細については,「2.10.3 JIS 第3水準・第4水準の文字のサポート」を参照してください。

注※1

抽象データ型のデータ連動には規則があります。詳細については,「1.4.2 抽象データ型を使った表のデータ連動」を参照してください。

注※2

BLOB型及びBINARY型のデータ連動には規則があります。詳細については,「1.4.4 BLOB型とBINARY型を使った表のデータ連動」を参照してください。

注※3

文字集合が指定されている場合もデータ連動できます。ただし,抽出列に指定した文字集合と反映列に指定した文字集合が同じである必要があります。文字集合については,「4.3.5 文字コードの対応の設計」のEBCDIKの説明を参照してください。

Datareplicatorで抽出した列のデータ型は,反映側システムがHiRDBのときは抽出したデータ型で反映されます。XDM/RDに反映するときのデータ型については,マニュアル「VOS3 XDMデータ連動機能 XDM/DS 運用」及び該当するデータベースのマニュアルを参照してください。

抽出側システム/反映側システムとDatareplicatorのデータ型の関係については,「4.3.4 データ型の対応の設計」を参照してください。