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HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


1.4.3 繰返し列を使った表のデータ連動

Datareplicatorでは,HiRDBの繰返し列を対象にしてデータ連動できます。繰返し列とは,一つのセルに複数の要素を持つ列のことです。HiRDBでは,複数の要素を一つのセルに入れた列を繰返し列として表に格納して,従来のデータベースの表と同じようにSQLでアクセスできるようにしています。

[図データ]

ただし,繰返し列のセル単位にデータ連動できますが,要素単位ではデータ連動できません。

〈この項の構成〉

(1) 抽出側システムと反映側システムのデータ型の対応

繰返し列を使ったデータ連動では,抽出側システムと反映側システムで次に示す条件を満たしている必要があります。

ただし,反映情報編集UOCを使うとデータを編集できるので,上記の条件を満たしていないときでもデータ連動できることがあります。

注意

上記の条件を満たしているかどうかは,Datareplicatorではチェックしません。適切なデータが反映されたかどうかは,反映側HiRDBのデータ互換性チェックに依存します。反映側HiRDBへの反映処理がエラーになったときは,Datareplicatorがエラーメッセージを出力した後,反映処理を停止します。エラーになったときの対処については,既存のデータ型での互換性チェックでエラーになったときと同じです。