16.10.2 SQLの検索項目,又は?パラメタの最大数の設定
(1) 概要
プログラム実行時に,システムプロパティのHiRDB_for_Java_SQL_IN_NUM,又はHiRDB_for_Java_SQL_OUT_NUMを設定することで,SQLの前処理時に取得する検索項目,出力?パラメタ,入力?パラメタ,又は入出力?パラメタ情報の最大数を指定できます。
(2) 設定方法
プログラム実行時に,javaコマンドの-Dオプションで,システムプロパティのHiRDB_for_Java_SQL_OUT_NUM,HiRDB_for_Java_SQL_IN_NUMのどちらか,又は両方を設定します。
(a) 機能
SQLの前処理時に取得する検索項目,出力?パラメタ,入力?パラメタ,又は入出力?パラメタ情報の最大数を指定します。
(b) 形式
java -D<name>=<value> クラス名
(c) 説明
<name>,及び<value>に指定できる内容を次に示します。
<name> |
<value> |
---|---|
HiRDB_for_Java_SQL_IN_NUM |
実行するSQLの入力,又は入出力?パラメタの最大数を指定します。この指定は,SQLの前処理時に取得する入力,又は入出力?パラメタ情報の数となります。実際の入力,又は入出力?パラメタの数が,このプロパティの指定値よりも多い場合,SQLの前処理の後に入力,又は入出力?パラメタ情報を取得します。 指定値は,1〜30,000です(デフォルトは64)。これ以外の値,又は数字以外を指定した場合は,DB接続時にエラーとなります。 |
HiRDB_for_Java_SQL_OUT_NUM |
実行するSQLの出力項目数の最大数を指定します。この指定はSQLの前処理時に取得する出力項目情報の数となります。実際の出力項目情報の数が,このプロパティの指定値よりも多い場合,SQLの前処理の後に出力項目情報を取得します。 指定値は,1〜30,000です(デフォルトは64)。これ以外の値,又は数字以外を指定した場合は,DB接続時にエラーとなります。 |
(d) 機能詳細
SQLの前処理時に取得する検索項目,出力?パラメタ,入力?パラメタ,又は入出力?パラメタ情報の最大数を指定します。この指定を十分な大きさにすることで,SQLの前処理と,検索項目,出力?パラメタ,入力?パラメタ,又は入出力?パラメタ情報を同時に取得でき,前処理後に情報を取得する場合に比べて性能が向上します。
(e) 注意事項
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-D<name>=<value> を指定する場合は,指定内容に空白を含めないでください。指定内容が次の例のどれかに該当する場合,正しく設定されません。△は空白を示します。
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-D△<name>=<value>
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-D<name>△=<value>
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-D<name>=△<value>
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DB接続時,HiRDB_for_Java_SQL_IN_NUM(データソース接続時はsetSQLInNumメソッド)を設定している場合は,HiRDB_for_Java_SQL_IN_NUM,又はsetSQLInNumメソッドの設定値が有効になります。
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DB接続時,HiRDB_for_Java_SQL_OUT_NUM(データソース接続時はsetSQLOutNumメソッド)を設定している場合は,HiRDB_for_Java_SQL_OUT_NUM,又はsetSQLOutNumメソッドの設定値が有効になります。
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SQLの前処理と,検索項目,出力?パラメタ,入力?パラメタ,又は入出力?パラメタ情報の取得を同時実行するには,接続するHiRDBサーバがバージョン07-02以降でなければなりません。
(f) 設定例
システムプロパティのHiRDB_for_Java_SQL_IN_NUM,及びHiRDB_for_Java_SQL_OUT_NUMの設定例を次に示します。
java -DHiRDB_for_Java_SQL_IN_NUM=128 -DHiRDB_for_Java_SQL_OUT_NUM=128 TestUP