Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 UAP開発ガイド


4.13.2 使用例

〈この項の構成〉

(1) BLOBデータの追加更新

複数のファイルを一つのBLOBデータとして格納します。

[図データ]

[説明]
  1. 対象表(T1)の行AのC2列に,ファイル1のBLOBデータを挿入します。

  2. 行AのC2列に対して,ファイル2のBLOBデータを連結することで追加更新されます。これ以降にデータを追加する場合も同様です。

(2) BLOBデータの部分抽出

「BLOBデータの追加更新」で格納した行AのBLOBデータ(C2列)から,ファイル2の部分を抽出します。

[図データ]

[説明]

スカラ関数SUBSTRを使用して,ファイル2のデータ列の開始位置(100×1024+1=102401バイト目)から,ファイル2のデータ列の長さ分(200×1024=204800バイト)だけ抽出します。

(3) BLOBデータの後方削除更新

「BLOBデータの追加更新」で格納した行AのBLOBデータ(C2列)の後方部分を削除し,ファイル1とファイル2だけを残します。

[図データ]

[説明]

スカラ関数SUBSTRを使用して,ファイル1のデータ列の開始位置1バイト目から,ファイル1とファイル2の長さ分(100×1024+200×1024=307200バイト)だけを抽出したデータに置き換えて更新します。これによって,ファイル1とファイル2だけが残り,後方部分のデータは削除されます。