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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


変更内容

変更内容(3020-6-556-50) HiRDB Version 10 10-05

追加・変更内容

変更個所

ユニークチェック用排他による一意性制約保証機能をサポートしました。これによって,ユニークインデクスの残存エントリによる排他待ちを回避できるようになります。

表8-7

クラスタソフトウェアHAモニタと連携することで,Microsoft Azure環境で系切り替え機能を使用できるようにしました。これによって,業務処理中のHiRDBに障害が発生した場合,待機用のHiRDBに業務処理を自動的に切り替えて運用できるようになります。

26.1.526.2.3(3)26.2.926.3.3(3)26.3.926.5.626.6.926.7.1326.9.9

HiRDBの適用OSにWindows Server 2022を追加しました。

単なる誤字・脱字などはお断りなく訂正しました。

変更内容(3020-6-556-40) HiRDB Version 10 10-04

追加・変更内容

空きシステムログファイルの数がユーザが指定したしきい値を下回った場合に,警告メッセージを出力する機能をサポートしました。

これにより,運用に合わせたタイミングで警告メッセージを出力できるようになり,警告メッセージ出力に応じて対処することで,空きシステムログファイル不足によるシステムダウンを回避できます。

これまで通信情報ファイルディレクトリはルートファイルシステム(/dev)下の固定のパスでしたが,任意のパスに変更できるようになりました。

これにより,通信情報ファイルディレクトリを/dev以外に作成することで,ルートファイルシステムへの負荷を減らすことができます。

また,マルチHiRDB構成では,各HiRDBシステムで異なるHiRDB管理者がそれぞれの通信情報ファイルディレクトリを管理することができます。

pdaudputコマンドの監査証跡表操作で,-wに指定した検索条件によって,監査証跡表で出力対象となる行数に応じて排他資源を要求しないように処理を変更しました。

これにより,大量の監査証跡表データを検索するときなどに発生していた排他資源不足エラーが発生しなくなります。

変更内容(3020-6-556-30) HiRDB Version 10 10-03

追加・変更内容

ALTER TABLEで表に列を追加する場合,データ格納済みの表に対しても追加列に規定値を指定できるようにしました。これによって,データ格納済みの表に列を追加する手順が簡略化されます。

セキュアシェル機能を使用して,HiRDBのリモートシェル実行環境を設定できるようにしました。

これによって,よりセキュアな環境でHiRDBを運用できるようになります。

UNIX版の簡易セットアップツールに関する説明を削除しました。

変更内容(3020-6-556-20) HiRDB Version 10 10-02

追加・変更内容

ユーザ権限の種類に,スキーマ操作権限を追加しました。これによって,自スキーマに対して他人がリソースの追加,変更ができるようになります。また,監査人として,主監査人(システムで1人定義可能),副監査人(システムで複数人定義可能)を定義できるようにしました。これによって,監査情報を複数人で管理できるようになります。

HiRDB管理者だけ実行できる運用コマンド・ユティリティを,あらかじめ許可を与えたOSログインユーザでも実行できるようにしました。また,その際,実行履歴も記録できるようにしました。これによって,端末操作者ごとの実行履歴が確認できるようになります。

クラスタソフトウェアHAモニタと連携することで,Amazon EC2環境で系切り替え機能を使用できるようにしました。これによって,業務処理中のHiRDBに障害が発生した場合,待機用のHiRDBに業務処理を自動的に切り替えて運用できます。