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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 解説


6.5.2 HiRDB/パラレルサーバのHiRDBシステム定義の体系

HiRDBシステム定義ファイル一覧を次の表に示します。また,HiRDBシステム定義ファイルの構成例を次の図に示します。

表6‒6 HiRDBシステム定義ファイル一覧(HiRDB/パラレルサーバの場合)

定義の種類

格納ファイル名

内容

システム共通定義

%PDDIR%\conf\pdsys

HiRDBの構成及び共通情報を定義します。一つのユニットに一つ必要です。なお,各ユニットのシステム共通定義の内容は同一にしてください。

ユニット制御情報定義

%PDDIR%\conf\pdutsys

ユニットの制御情報を定義します。一つのユニットに一つ必要です。

サーバ共通定義

%PDDIR%\conf\pdsvrc

各サーバ定義のオペランドのデフォルト値を定義します。必要に応じて定義してください。

フロントエンドサーバ定義

%PDDIR%\conf\サーバ名

フロントエンドサーバの実行環境を定義します。一つのフロントエンドサーバに一つ必要です。

ディクショナリサーバ定義

%PDDIR%\conf\サーバ名

ディクショナリサーバの実行環境を定義します。一つのディクショナリサーバに一つ必要です。

バックエンドサーバ定義

%PDDIR%\conf\サーバ名

バックエンドサーバの実行環境を定義します。一つのバックエンドサーバに一つ必要です。

UAP環境定義

%PDDIR%\conf\pduapenv\任意の名称

UAPの実行環境を定義します。必要に応じて定義してください。UAP環境定義はフロントエンドサーバがあるユニットに作成します。マルチフロントエンドサーバの場合は,UAP環境定義を適用したいフロントエンドサーバに定義してください。UAP環境定義は最大4,096個作成できます。

SQL予約語定義

%PDDIR%\conf\pdrsvwd\任意の名称

SQLの予約語を定義します。SQL予約語削除機能使用時に必要です。SQL予約語削除機能については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。

図6‒8 HiRDBシステム定義ファイルの構成例(HiRDB/パラレルサーバの場合)

[図データ]