ノンストップデータベース HiRDB Version 9 セキュリティガイド

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4.1.2 権限の不正利用が行われていないかを確認する

権限の不正利用が行われていないかを監査で確認します。ここで説明する考え方に基づいて確認してください。

<この項の構成>
(1) 権限がないため操作エラーになったケースをチェックする

(1) 権限がないため操作エラーになったケースをチェックする

必要な権限がないため,操作エラーになったケースをチェックします。この場合,次に示すことを監査情報で確認します。

この監査情報を基に,この操作を行ったのが本人かどうか確認してください。本人が否定した場合,成り済ましによる不正な操作が試された可能性があります。この場合,該当する認可識別子のパスワードをすぐに変更してください。

ポイント
  • 権限の変更や,パスワードの変更などの重要な操作でエラーが発生した場合,その操作についてはチェックが必要になると考えられます。
  • 操作エラーの回数が多い認可識別子を重点的にチェックします。