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DBPARTNER2 Client 操作ガイド


5.2.3 更新するデータの作成

DBPARTNER2のウィンドウで,更新するデータを作成する方法を説明します。

[DBPARTNER2]ウィンドウで抽出したデータは[データ表示]ウィンドウに表示されます。このデータを編集して,データベースを更新するためのデータを作成します。

[データ表示]ウィンドウの構成と機能を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) [データ表示]ウィンドウ

[データ表示]ウィンドウは,抽出したデータを表形式で表示する画面です。画面に表示されているデータに対して,行の追加(以降「追加」と表記),行の削除(以降「削除」と表記)及びデータの変更(以降「変更」と表記)を実行して,データベースのデータを更新できます。

[図データ]

更新データの指定方法

更新データを作成するときは,列の属性に合ったデータを作成してください。列の属性は,[条件設定]ダイアログボックスで確認できます。[条件設定]ダイアログボックスは,[DBPARTNER2]ウィンドウの[条件設定(C)...]ボタンをクリックすると表示されます。確認した属性に対応する定数の種類を確認し,その指定方法,指定範囲に従ってデータを作成してください。定数別の指定方法,指定範囲については,「8.2 CommuniNet接続の場合の規則」を参照してください。

(2) 更新操作の流れ

[データ表示]ウィンドウを使った,更新操作の流れについて説明します。

(a) データを変更する

データベースのデータを変更する手順を次に示します。

  1. 変更したいデータセルに新しいデータを入力します。データを変えた行番号の部分に変更マークが表示されます。

    [図データ]

  2. [更新(U)]−[実行(R)]をクリックします。

    一度変更したデータを,キーボードから元のデータに入力し直しても,変更マークは消えません。変更したデータを元の状態に戻したいときは,行を選択して[編集(E)]−[行回復(U)]をクリックします。選択した行のデータだけが抽出直後の状態に戻り,変更マークが消えます。

    [図データ]

(b) 行を追加する([データ表示]ウィンドウで追加データを作成)

データベースに新しいデータを追加する手順を次に示します。追加データの作成方法には,[データ表示]ウィンドウでデータを作成する方法と,ファイルから読み込む方法があります。ここでは,[データ表示]ウィンドウでデータを作成する方法を説明します。

  1. [編集(E)]−[行追加(A)]−[行数指定(N)...]をクリックします。

    [図データ]

  2. [行追加]ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  3. 追加する行数を入力し,[OK]ボタンを押します。

  4. 最終行以降に新しい行が追加されます。列番号の部分に追加マークが表示されます。

    [図データ]

  5. 作成した行の各データセルにデータを入力します。

    [図データ]

  6. [更新(U)]−[実行(R)]をクリックします。

追加した行を削除したいときは,行を選択して[編集(E)]−[行回復(U)]をクリックします。追加した行が画面から消えます。

[図データ]

(c) 行を追加する(追加データをファイルから読み込む)

データベースに新しいデータを追加する手順を次に示します。ここでは,ファイルから読み込む方法を説明します。

  1. [編集(E)]−[行追加(A)]−[ファイルから(F)...]をクリックします。

    [図データ]

  2. [ファイルから入力]ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  3. ファイル名を設定し,[OK]ボタンを押します。

  4. 最後の行以降にデータが追加されます。列番号の部分に「追加マーク」が表示されます。

    [図データ]

  5. [更新(U)]−[実行(R)]をクリックします。

行を追加したら,データを設定してください。データが設定されていない行は,更新されません。

追加した行を削除したいときは,行を選択して[編集(E)]−[行回復(U)]をクリックします。追加した行が画面から消えます。

[図データ]

(d) 行を削除する

データベースのデータを削除する手順を次に示します。

  1. データベース上から削除したい行を選択します。

    [図データ]

  2. [編集(E)]−[行削除(D)]をクリックします。

    [図データ]

  3. 行番号の所に「削除マーク」が表示されます。

    [図データ]

  4. [更新(U)]−[実行(R)]をクリックします。

削除したい行の設定を解除したい場合は,行を選択して[編集(E)]−[行回復(U)]をクリックします。選択した行の「削除マーク」が消えます。

[図データ]

(3) データセルのデータを変更する操作

データセルのデータを変更する操作を次に示します。

  1. カーソルキー,又はマウスで,変更したいデータセルを選択します。

  2. 新しいデータを入力し,[Enter]を押します。

(4) 操作対象となる行を選択する操作

行のコピーや編集操作の取り消しをする場合に使用する,行を選択する操作を次に示します。

  1. 行番号をマウスでクリックします。

  2. 行番号部分が反転表示され,選択状態になります。

(5) 行のコピー・貼り付けの操作

行のコピー・貼り付けの操作を次に示します。

  1. 行を選択し,[編集(E)]−[行コピー(C)]をクリックします。

    [図データ]

  2. 貼り付けを開始する行を選択し,[編集(E)]−[行貼り付け(P)]をクリックします。

    [図データ]

    貼り付けた行には,「変更マーク」が付けられます。

    [図データ]

(6) 逐次探索中又は検索完了表示中のデータを一括でファイルに格納する操作

逐次探索中又は検索完了表示中のデータを,一括でファイルに格納します。

  1. 逐次探索中又は検索完了表示中に[抽出]−[ファイルへ出力]をクリックします。

    [ファイルへ出力]画面(コモンダイアログボックス)が表示されます。

  2. ファイル名と,ファイルの種類を入力します。

    ファイルの種類で「Excel97形式」を選択するためには,Excel97以降をインストールしておく必要があります。

  3. ファイル名を設定し,[OK]ボタンをクリックします。

    逐次探索中は表示されているデータと残りすべてのデータ,検索完了表示中は画面に表示されているすべてのデータがファイルに格納されます。

(7) [データ表示]ウィンドウを終了させる操作

[データ表示]ウィンドウを終了する操作を次に示します。

  1. [ファイル(F)]−[終了(X)]をクリックします。

    [図データ]

DBPARTNER2を終了させると,[データ表示]ウィンドウも同時に終了します。