4.2.10 予約処理
抽出結果をデータベースに保存する(転送先を「データベース」とする)場合,予約処理ができます。予約処理とは,サーバプログラム(DABroker)がDBPARTNER2の代わりにサーバに処理を要求して,処理結果を一括管理する処理のことです。
通常,DBPARTNER2からサーバに対してデータの抽出や更新などの処理を要求すると,サーバが要求を受け付けて実行します。サーバでの処理が終了するまでは待ち状態になって,ほかの操作はできません。予約処理をすると,サーバに対する処理の要求をサーバプログラムが管理するため,サーバでの処理が終了するのを待たないで別の操作を実行できます。また,サーバプログラムに問い合わせて予約処理の状況が実行中なのか,終了したかを確認することもできます。
ここでは,予約処理を設定する操作について説明します。
(1) 操作
抽出結果をデータベースに保存する処理を,予約処理で実行する設定方法を説明します。予約処理を設定する操作を図4-9に示します。
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[DBPARTNER2]ウィンドウで抽出する表や抽出する条件を設定します。
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[転送先(O)...]ボタンをクリックします。
[転送先設定]ダイアログボックスが表示されます。
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転送先に[データベース(D)]を選択してから,[予約(B)]をオンにします。
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[OK]ボタンをクリックします。
[DBPARTNER2]ウィンドウに戻ります。[転送先(O)...]は「データベース(予約)」と表示されます。
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[抽出(E)]ボタンをクリックします。
[表定義]ダイアログボックスが表示されます。
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抽出結果を表として定義します。
参照:「9.1 表定義の概要」
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[OK]ボタンをクリックします。
予約処理がサーバプログラム(DABroker)に受け付けられました。
[DBPARTNER2]ウィンドウに戻って,ほかの操作を実行できます。予約処理の状況は,[ツール(X)]−[予約完了状況(B)...]メニューで確認できます。
参照:「7.2 予約完了状況の確認」
(2) 注意
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確認したデータを絞り込む(保存利用する)場合,予約処理はできません。
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予約処理結果は,サーバプログラムが指定した予約処理結果を格納するフォルダによっては,サーバマシンの終了後に消去されます。予約処理結果の格納フォルダの指定については,該当するサーバプログラムのマニュアルを参照してください。