スケーラブルデータベースサーバ HiRDB ファーストステップガイド(Windows(R)用)

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5.6.2 演習2(自動ログアンロード機能を使っている場合に全RDエリアのバックアップを取得する

自動ログアンロード機能を使っている場合のバックアップの取得を行います。

バックアップ対象は,全RDエリア(マスタディレクトリ用RDエリア,データディレクトリ用RDエリア,およびデータディクショナリ用RDエリアを含む)です。バックアップ取得モードは,rとします。

なお,ここで取得したバックアップは「5.7 データベースを回復する」の演習2で使用するので,保存しておいてください。

HiRDB Control Managerを使うと,自動ログアンロード機能を使ったデータベース回復では,システムログファイルは自動的にスワップされます。また,必要なアンロードログファイルは自動的に選択されます。したがって,バックアップを取得するときにアンロードログファイルを確認する必要はありません。

<この項の構成>
(1) 自動ログアンロード機能が動作していることを確認します
(2) 自動ログアンロード機能の動作状態が表示されます
(3) 全RDエリア(HiRDBシステム)のバックアップを取得します。

(1) 自動ログアンロード機能が動作していることを確認します

自動ログアンロード機能が動作しているか確認します。次のコマンドを実行してください。

 
C:\>pdlogatul -d sys
 

〔説明〕
自動ログアンロード機能の動作状態を表示します。

(2) 自動ログアンロード機能の動作状態が表示されます

AUTO_LOG_UNLOADの値が「ACTIVE」になっていることを確認してください。

 
HOSTNAME : s10380720(180219)
SERVER_NAME:sds01
AUTO_LOG_UNLOAD NOW_UNLOAD_LOG_GROUP CREATE_DIR
ACTIVE **** C:/win32app/hitachi/hirdb_s/area/unloadlo
g/
CURRENT LOG GENERATION INFO.
LOG_GROUP GEN_NO. SERVER_RUN_ID RUN_ID UNLOAD_FILE_NAME
log2 2 404eb711 404eb708 sds01_404eb7110002_log2
 

〔説明〕
ACTIVE:
自動ログアンロード機能の動作状態です。表示される値は次のとおりです。
ACTIVE:動作中
STOP:停止中
STOPPING:停止時のアンロード処理待ち監視中
−:自動ログアンロード機能を使用できない状態

(3) 全RDエリア(HiRDBシステム)のバックアップを取得します。

バックアップ方法については,演習1を参照してください。操作方法は演習1と同じです。ただし,バックアップファイル名をbackup12にしてください。