スケーラブルデータベースサーバ HiRDB ファーストステップガイド(Windows(R)用)
セットアップツール(PDISTUP.EXE)実行直後,HiRDBを利用できるユーザは「root」だけです。
表の作成,および以降の運用は,DBA権限を持つユーザ「MANAGER」で行います。「MANAGER」へのDBA権限付与は「root」がGRANT文を使って行います。
権限付与の手順を次に示します。
- 権限付与の手順
- HiRDB.iniファイルに次の情報を設定します。HiRDB.iniファイルは,通常C:\Winntディレクトリ下にあります。
PDHOST=s10380720
PDNAMEPORT=22200
PDUSER='"root"/"root"' |
〔説明〕
PDHOST=s10380720
…接続するHiRDBのホスト名(システム共通定義のpdstartオペランドの-xの指定値)
PDNAMEPORT=22200
…接続するHiRDBのポート番号(システム共通定義のpd_name_portオペランドの指定値)
PDUSER='"root"/"root"'
…HiRDBに接続するときのユーザ名,パスワード
- HiRDB SQL Executerを起動します。[スタート]−[プログラム]−[HiRDB SQL Executer]−[GUI版 HiRDB SQL Executer]を選択してください。
- 次のSQL文を入力し,実行してください。なお,SQL文を実行する場合は,SQL文を入力した後に「F5」キーまたは「Enter」キーを押します。
GRANT DBA TO MANAGER IDENTIFIED BY MANAGER; |
- 次のメッセージが出力され,DBA権限を持ったユーザ「MANAGER」が作成されます。
KFPX270001-I Processing of SQL completed. |
- 以降,HiRDB SQL Executerを使った作業は,表の作成,および運用では,この「MANAGER」が操作するので,項番1で設定したHiRDB.iniファイルのPDUSERを,次のように変更します。
なお,環境変数PDUSERに値が設定されている場合,HiRDB.iniファイルの設定よりも優先されるので注意してください。
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