スケーラブルデータベースサーバ HiRDB ファーストステップガイド(Windows(R)用)

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2.4.1 ユーザ名を登録する

セットアップツール(PDISTUP.EXE)実行直後,HiRDBを利用できるユーザは「root」だけです。

表の作成,および以降の運用は,DBA権限を持つユーザ「MANAGER」で行います。「MANAGER」へのDBA権限付与は「root」がGRANT文を使って行います。

権限付与の手順を次に示します。

権限付与の手順
  1. HiRDB.iniファイルに次の情報を設定します。HiRDB.iniファイルは,通常C:\Winntディレクトリ下にあります。

    PDHOST=s10380720
    PDNAMEPORT=22200
    PDUSER='"root"/"root"'
    〔説明〕
    PDHOST=s10380720
    …接続するHiRDBのホスト名(システム共通定義のpdstartオペランドの-xの指定値)
    PDNAMEPORT=22200
    …接続するHiRDBのポート番号(システム共通定義のpd_name_portオペランドの指定値)
    PDUSER='"root"/"root"'
    …HiRDBに接続するときのユーザ名,パスワード
  2. HiRDB SQL Executerを起動します。[スタート][プログラム][HiRDB SQL Executer][GUI版 HiRDB SQL Executer]を選択してください。
  3. 次のSQL文を入力し,実行してください。なお,SQL文を実行する場合は,SQL文を入力した後に「F5」キーまたは「Enter」キーを押します。

    GRANT DBA TO MANAGER IDENTIFIED BY MANAGER;
  4. 次のメッセージが出力され,DBA権限を持ったユーザ「MANAGER」が作成されます。

    KFPX270001-I Processing of SQL completed.
  5. 以降,HiRDB SQL Executerを使った作業は,表の作成,および運用では,この「MANAGER」が操作するので,項番1で設定したHiRDB.iniファイルのPDUSERを,次のように変更します。

    PDUSER=MANAGER/MANAGER
    なお,環境変数PDUSERに値が設定されている場合,HiRDB.iniファイルの設定よりも優先されるので注意してください。