スケーラブルデータベースサーバ HiRDB ファーストステップガイド(Windows(R)用)
2.2.1 インストールする前にマシンの設定などを確認する
HiRDBは,Windows版のPC/AT互換機に対応しています。Windows NT,Windows 2000,Windows XP,またはWindows Server 20003がインストールされたPC/AT互換機であることを確認してください。
(a) システム環境変数TZの確認方法
システム環境変数の確認方法について説明します。
- [コントロールパネル]−[システム]を選択してください。
- [システムのプロパティ]の[詳細]タブから「環境変数」をクリックしてください。
- システム環境変数の変数「TZ」がJST-9になっているか確認してください。
変数「TZ」がない場合,または変数「TZ」の値がJST-9でない場合は,変数「TZ」を追加,または変更する必要があります。
システム環境変数TZの値は,システム共通定義のTZオペランドに指定します。
(b) システム環境変数TZの設定方法
システム環境変数に,変数「TZ」,値「JST-9」を設定する例について説明します。
- [コントロールパネル]−[システム]を選択してください。
- 【システムのプロパティ】ダイアログの[詳細]タブから「環境変数」をクリックしてください。
- システム環境変数のいちばん下の行をクリックしてください。
- 「新規」をクリックしてください。
【新しいシステム変数】ダイアログが表示されます。
- 変数名に「TZ」,変数値に「JST-9」を入力して,「OK」をクリックしてください。
- システム環境変数に,変数「TZ」,値「JST-9」が表示されます。「OK」をクリックします。
このマニュアルの演習を実施するためには,インストールのためのディスク容量,およびHiRDBを運用するためのディスク容量が必要になります。
インストールするために必要なディスク容量は,55MBです。また,このマニュアルでは,小規模のデータベースを作成して運用します。そのために必要なディスク容量は500MBです。したがって,合計555MB以上空いていることを確認してください。HiRDB Control Managerを使用する場合は,さらに800MB程度のディスク容量が必要です。
このマニュアルで想定しているHiRDBシステムを構築する場合,70MB以上の仮想メモリが必要となります。したがって,HiRDBが起動していない状態で使用している仮想メモリの値+70MBの値が,仮想メモリとして必要になります。
仮想メモリの設定方法を次に示します。
- [コントロールパネル]−[システム]を選択してください。
- 【システムのプロパティ】ダイアログの[詳細]タブから「パフォーマンスオプション」をクリックしてください。
- 「仮想メモリ」の「変更」をクリックしてください。
- 仮想メモリの初期サイズ,および最大サイズに,「HiRDBが起動していない状態で使用している仮想メモリの値+70MB」の値を設定してください。
- 値を設定したら,「設定」をクリックしてから,「OK」をクリックしてください。
- 注
- 仮想メモリは,初期サイズと最大サイズを同じ値に設定してください。同じ値に設定しなかった場合,HiRDBがメモリ不足で異常終了することがあります。
- また,同時実行ユーザ数が増えると,仮想メモリも増えるので,注意してください。
メモリの圧迫を防ぐために,システムキャッシュの設定をします。
- [マイネットワーク]を選択して「プロパティ」をクリックしてください。
【マイネットワークのプロパティ】ダイアログが表示されます。
- [ローカルエリア接続]を選択して「プロパティ」をクリックしてください。
【ローカルエリア接続のプロパティ】ダイアログが表示されます。
- 「Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有」を選択して,「プロパティ」をクリックします。
【Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有のプロパティ】ダイアログが開きます。
- 「ネットワークアプリケーションのスループットを最大にする」を選択して,「OK」をクリックしてください。
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