4.5.3 エージェント設定
- 〈この項の構成〉
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(2) 作業ディレクトリ(DABAGT)
- 標準値
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DABroker運用ディレクトリ¥AGT
- 指定範囲
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任意のディレクトリ(ただし,パーティションを圧迫しないところ)。ただし,ネットワークドライブ上のディレクトリは指定できません。また,指定したディレクトリのアクセス権限として,システムにフルコントロールを指定してください。
- 説明
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次に示すエージェント登録情報,実行情報,及び実行結果を格納するディレクトリを指定します。
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エージェント登録情報用ファイル
エージェント登録情報を格納するファイルで,エージェント登録ごとにできるファイルです。エージェント登録数が多くなるにつれ,エージェント登録情報ファイル数も増え,サーバファイルシステムを圧迫するため,ルートディレクトリのパーティションとは別に,エージェント用ディレクトリのパーティションを確保するなどの運用をシステム管理者が行ってください。
ファイル運用の詳細については「5.4 エージェント機能で使用するファイルの運用」,エージェント登録情報ファイルの容量の目安となる概算式については「5.4.5(2) ファイル容量の見積もり」を参照してください。
%DABAGT%\REGa1a2〜an.AGT
a1a2〜an:登録したエージェント名(DBPARTNER/Clientで指定した文字列)。
それぞれ0〜9,A〜Fの文字。nは最大128。
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エージェント登録情報管理ファイル
エージェント登録情報を管理するファイルで,DABrokerが内部的に使用します。
%DABAGT%\RCTRL.AGT
%DABAGT%\RCTRL.BAK
%DABAGT%\RCTRL.WK
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エージェント実行情報用ファイル
クライアントから受けたエージェント実行要求の情報を格納します。
エージェント実行情報ファイルは,エージェント実行要求受け付けごとにできるファイルです。エージェント実行要求数が多くなるにつれ,エージェント実行情報ファイル数も増え,サーバファイルシステムを圧迫するため,ルートディレクトリのパーティションとは別に,エージェント用ディレクトリのパーティションを確保するなどの運用をシステム管理者が行ってください。
ファイル運用の詳細については「5.4 エージェント機能で使用するファイルの運用」,エージェント実行情報ファイルの容量の目安となる概算式については「5.4.5(2) ファイル容量の見積もり」を参照してください。
%DABAGT%\EXEa1a2〜a16.AGT
a13〜a16:エージェント実行名(DABrokerが割り当てる識別名(番号))。4けたの数字。
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エージェント実行情報管理ファイル
エージェントの実行情報を管理するファイルで,DABrokerが内部的に使用します。
%DABAGT%\ECTRL.AGT
%DABAGT%\ECTRL.BAK
%DABAGT%\ECTRL.WK
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エージェント実行結果格納ファイル
エージェントの実行結果を格納します。エージェント実行時に作成されます。
ファイル運用の詳細については,「5.4 エージェント機能で使用するファイルの運用」を参照してください。
%DABAGT%\RESa1a2〜a16.AGT
a13〜a16:エージェント実行名(DABrokerが割り当てる識別名(番号))。4けたの数字。
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実行予約指定エージェントの実行待ちキューファイル
DABrokerの起動時に作成され,エージェント情報に実行予約を設定した(エージェントタイマー指定した)エージェントの,キュー情報について格納します。
%DABAGT%\TIMER_QUE
%DABAGT%\TIME_QUE.TMP
%DABAGT%\TIMER_QUE.BAK
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エージェントログファイル
エージェント機能を使用したときのログを取得するファイルです。エージェント機能を使用するごとにログを取得します。
エージェントログファイルが満杯になったらラップアラウンドで取得します。ラップアラウンドで取得した場合は,1世代だけを世代管理し,バックアップファイル(agtlogfile.old)を作成します。
エージェントログの取得形式,及び取得内容については,「6.3.2 エージェントログの取得形式と取得内容(共通)」を参照してください。
%DABAGT%\AGTLOGFILE
%DABAGT%\AGTLOGFILE.OLD
%DABAGT%\AGTLOGLOCK
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(3) 登録可能エージェント数(DABAGTREGMAX)
- 標準値
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1000(エージェント数)
- 指定範囲
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1〜32767(エージェント数)
- 説明
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登録可能な最大エージェント数を設定します。ここで設定した値を超える要求があった場合は,クライアントにエラーメッセージを返し,処理を受け付けません。
(4) 実行予約可能最大エージェント数(DABAGTTIMMAX)
- 標準値
-
250(エージェント数)
- 指定範囲
-
1〜32767(エージェント数)
- 説明
-
実行予約を設定して(エージェントタイマー指定して)実行する,最大エージェント数を設定します。ここで設定した値を超える要求があった場合は,クライアントにエラーメッセージを返し,処理を受け付けません。既に登録済みの実行予約指定エージェントの最大エージェント数より少ない値を指定した場合は,設定値を変更しないで登録済みの値が設定されます。
(5) エージェントログファイル容量(DABAGT_LOG_SIZE)
- 標準値
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64(キロバイト)
- 指定範囲
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-1,0,又は1〜32767(キロバイト)
- 説明
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エージェントログを取得するかどうか,及び取得する場合は,エージェントログを取得するファイルの容量を設定します。
ログを取得する設定をした場合,エージェントログファイルが満杯になった場合,ラップアラウンドしてバックアップファイル(agtlogfile.old)を作成します。バックアップファイルは1世代だけを管理します。
エージェントログとして取得する情報にはインフォメーション情報とエラー情報があり,それぞれ取得するかどうかを設定してください。エージェントログの取得形式については,「6.3.2 エージェントログの取得形式と取得内容(共通)」を参照してください。
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-1を設定した場合
エージェントログを取得しません。
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0を設定した場合
エージェントログを取得します。ファイルの容量は,無限大になります。
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1〜32767の値を設定した場合
エージェントログを取得します。設定した値がファイルの容量になります。
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(6) 実行結果格納ファイル容量(DABAGTFILMAX)
- 標準値
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500(キロバイト)
- 指定範囲
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1〜2097151(キロバイト)
- 説明
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エージェントの実行結果格納ファイルの最大容量を設定します。ここで設定した値を超えて要求された場合は,クライアントにエラーメッセージを返し,設定サイズに入る限りのデータを保存して処理を終了します。
(7) エージェントログの選択
(a) エージェントログにインフォメーションメッセージを取得する(DABAGT_LOG_INFO)
- 標準値
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ON
- 指定範囲
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ON(チェックあり)又はOFF(チェックなし)
(ON:取得します OFF:取得しません)
- 説明
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エージェントログにインフォメーション情報を取得するかどうかを設定します。インフォメーション情報とは,DABrokerで実行したエージェントのログです。
インフォメーション情報の取得形式については,「6.3.2 エージェントログの取得形式と取得内容(共通)」を参照してください。
(b) エージェントログにエラーメッセージを取得する(DABAGT_LOG_ERROR)
- 標準値
-
ON
- 指定範囲
-
ON(チェックあり)又はOFF(チェックなし)
(ON:取得します OFF:取得しません)
- 説明
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エージェントログにエラー情報を取得するかどうかを設定します。エラー情報とは,DABrokerで実行したエージェントのエラーログです。
エラー情報の取得形式については,「6.3.2 エージェントログの取得形式と取得内容(共通)」を参照してください。
(8) グループ管理用ディレクトリ(DABAGTGRP)
- 標準値
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DABroker運用ディレクトリ¥AGTGRP
- 指定範囲
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任意のディレクトリ(ただし,パーティションを圧迫しないところ)。ただし,ネットワークドライブ上のディレクトリは指定できません。また,指定したディレクトリのアクセス権限として,システムにフルコントロールを指定してください。
- 説明
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複数ユーザをグループ化して管理するファイル(グループ管理情報ファイル)を格納するディレクトリを指定します。複数ユーザをグループ化することで,各処理要求時にグループ以外のユーザの要求を拒否できます。グループ管理情報ファイルは,グループごとに,次のファイル名で作成します。作成手順については,「5.1.3 エージェント機能を使用するユーザのグループ管理」を参照してください。
%DABAGTGRP%\/gg…gg
gg…gg:グループID
なお,性能劣化の原因となるため,このディレクトリには,グループ情報以外の不要なファイルを格納しないでください。
グループ管理情報ファイルの作成手順については,「5.1.3 エージェント機能を使用するユーザのグループ管理」を参照してください。
(9) 実行予約日を経過しても有効にする日数(DABAGTWCHALDAY)
- 標準値
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0(日)
- 指定範囲
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0〜31(日)
- 説明
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エージェントの実行を予約した日が過ぎても実行予約処理を有効にする最大日数を指定します。実行予約日を経過しても有効にする日数を指定することで,サーバマシンとクライアントでユーザが認識する時間(日数)のずれを調整できます。
(10) 実行予約日を経過しても有効にする秒数(DABAGTWCHALTIME)
- 標準値
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0(秒)
- 指定範囲
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0〜86400(秒)
- 説明
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エージェントの実行を予約した時刻が過ぎても実行予約処理を有効にする最大時間を指定します。実行予約時刻を経過しても有効にする時間を設定することで,サーバマシンとクライアントでユーザが認識する時間のずれを調整できます。
(11) 即時配信実行監視時間(DABAGTEXEDIRETIME)
- 標準値
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1800(秒)
- 指定範囲
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0,又は60〜3600(秒)
- 説明
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DABrokerがエージェント即時配信実行でのエージェント処理終了を待つ時間を設定します。
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0を設定した場合
実行時間の監視をしないで,エージェント処理の終了を待ちます。
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60〜3600を設定した場合
ここで設定した時間を超えてもエージェント処理が終了しない場合,DABrokerは次の処理をします。
クライアントに対しては,エージェント即時配信実行監視タイムアウトの発生を通知します。
データベースに対しては,エージェントの実行をキャンセルします。データベースでの処理は,DBMSでロールバックされます。
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