Hitachi

DABroker


3.10.1 コネクションマルチ機能の運用開始と終了

コネクションマルチ機能の運用開始方法と終了方法について説明します。

注意事項
  • コネクションマルチ機能が実際に起動・終了されるのは,起動・終了コマンドの実行と同時ではありません。このため,起動・終了の各コマンドの実行が完了しても,しばらくコネクションマルチ機能の起動・終了は動作します。

  • 複数の仮想コネクション下に接続し,Database Connection Server側のタイマ監視などによって,Database Connection Server側で仮想コネクションが切断された場合,DABrokerを使用しているクライアントからDisconnectを発行して処理を終了させないと,仮想コネクションは切断されません。

〈この項の構成〉

(1) コネクションマルチ機能起動コマンド(dabcmstart)

コマンド形式

# dabcmstart

機能

コネクションマルチ機能を起動します。

使用できるユーザ

DABrokerの管理ユーザ

注意事項

コネクションマルチ機能は,二つ以上同時に起動できません。

(2) コネクションマルチ機能終了コマンド(dabcmstop)

コマンド形式

# dabcmstop  [-f | -p]

機能

コネクションマルチ機能を終了します。

使用できるユーザ

DABrokerの管理ユーザ

オプション

dabcmstopでは次のオプションが指定できます。ただし,複数のオプションを同時に指定できません。

-f

起動中の処理すべてを強制終了します(強制終了)。

サーバプロセスは,接続中のユーザに強制終了を受信したことを通知して終了します。

データベースにアクセス中の処理は,この通知を受けた時点で処理を終了します。

計画終了中でも強制終了は実行できます。

-p

新しいユーザからの要求を受け付けないようにして,接続中のユーザの処理がすべて終了した時点で終了します(計画終了)。

計画終了の解除はできません。

省略

接続中のユーザがいない場合だけ,終了します(正常終了)。

それ以外の場合はメッセージを出力し,終了コマンドが無効になります。