uCosminexus DocumentBroker Object Loader Version 3
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EDMCrtLCF(制御ファイル生成)
機能
DocumentBroker Object Loaderの制御ファイルと入力データファイルを生成します。
形式
EDMCrtLCF ユーザID クラス関連ファイル [-c 制御ファイル]
[-i 入力データファイル] -L
オプション
- ユーザID
- HiRDBにテーブルを作成した認可識別子を指定します。
- クラス関連ファイル
- クラス関連ファイルのパスを指定してください。ファイルの定義内容は,このコマンドの「クラス関連ファイルの作成方法」を参照してください。
- -c 制御ファイル
- 生成する制御ファイルのパスを指定してください。オプションの省略時は,次の値が仮定されます。
- UNIXの場合:./EDM_lod_control.txt
- Windowsの場合:.\EDM_lod_control.txt
- -i 入力データファイル
- 生成する入力データファイルのパスを指定してください。オプションの省略時は,次の値が仮定されます。
- UNIXの場合:./EDM_lod_input.txt
- Windowsの場合:.\EDM_lod_input.txt
- なお,生成する入力データファイルは,オブジェクトローダで使用する入力データファイルの記述形式に従って編集する必要があります。
- -L
- 制御ファイルおよび入力データファイルを生成するためのオプションです。このオプションは省略できません。生成する制御ファイルの詳細については,「付録B 制御ファイルの状態表」を参照してください。
- なお,DocumentBrokerサーバ環境がアクセス制御情報(ACL)対応の場合は,(**PROP_ACL_OID**)プロパティを制御ファイルのDataMappingセクションに出力します。
- パスの指定方法
- パスの指定方法については,「4.2.2(3) パスの指定方法」を参照してください。
クラス関連ファイルの作成方法
文書クラスに対して最上位クラスと登録先クラスの関連を定義するファイルがクラス関連ファイルです。登録先クラスが保有するユーザプロパティを,制御ファイルのDataMappingセクションに出力する場合に定義します。
表6-3に,クラス関連ファイルに定義が必要な文書クラスおよび文書クラスに対する最上位クラスと登録先クラスを示します。
- 注意
- 最上位クラスと登録先クラスの関連を定義する必要がない場合は,空ファイルをクラス関連ファイルとしてEDMCrtLCFに指定する必要があります。
表6-3 クラスの関連を定義する文書とクラスの関係
| 文書 |
最上位クラス |
登録先クラス |
| バージョン付き文書 |
VRDOCのdmaClass_ConfigurationHistory |
dmaClass_DocVersion |
| 構成管理用バージョン付き構成管理コンテナ |
VRCVのdmaClass_ConfigurationHistory |
edmClass_ContainerVersion |
クラス関連ファイルの記述形式を示します。
[VRDOC]
VRDOCのConfigurationHistoryクラスのエントリ名/DocVersionクラスのエントリ名
[VRCV]
VRCVのConfigurationHistoryクラスのエントリ名/ContainerVersionクラスのエントリ名
- セクションの記述方法
- CREATE_xxxのコマンド名のxxxを角括弧 ( [ ] ) で囲みます。
- 構成管理用(CREATE_VRCV用)のユーザクラスを生成したい場合は,VRCVセクションを定義し,最上位クラスを必ず指定してください。なお,登録先クラスにユーザプロパティを指定しない場合は,登録先クラスを省略できます。
- クラスの関連の記述方法
- 該当するセクションにスラント(/)区切りでエントリ名を記述します。エントリ名は,定義ファイル生成コマンドで生成されたClassNameDefinitionセクションのエントリ名を指定してください。
- システム標準のクラスを使用している場合は,システムクラスのエントリ名を指定します。システムクラスとエントリ名の対応を表6-4に示します。なお,全文検索機能付きDocVersionは必ずユーザクラスなのでシステムクラスのエントリ名はありません。
- エントリ名に「[」,「]」および「/」は指定できません。
表6-4 システムクラスとエントリ名の対応
| システムクラス |
定義ファイルで生成するエントリ名 |
| VRDOCのdmaClass_ConfigurationHistory |
dmaClass_CH_vrdoc |
| dmaClass_DocVersion |
dmaClass_DV |
| edmClass_ComponentDocVersion |
dmaClass_CD |
| edmClass_ContainerVersion |
edmClass_CV |
| 構成管理用のdmaClass_ConfigurationHistory |
dmaClass_VRCH |
実行条件
- コマンドを実行するためにはクラス関連ファイルを作成しておく必要があります。
- このコマンドを実行できるユーザは,DocumentBrokerサーバのシステム管理者です。
- このコマンドを実行する前にDocumentBrokerサーバの動作環境が整っている必要があります。
- このコマンドを実行するときに,データベースを起動しておく必要があります。
注意事項
- 「-L」オプションは必ず指定してください。このオプションを指定しないでコマンドを実行するとエラーになります。
- DocumentBrokerサーバ環境がACL対応の時,出力した制御ファイルを使用してEDMLoadコマンドを実行するとエラーが発生して,処理が中断するので注意してください。
- 制御ファイルの各セクションの指定形式および指定規則については「4.3 制御ファイル」を参照してください。
- 一つの文書空間に対して複数のDocumentBrokerの実行環境を構築している場合,このコマンドを実行する前に,実行環境識別子が0の実行環境であることを確認してください。
実行環境識別子が0以外の実行環境で,このコマンドを実行すると,エラーメッセージ(KMBV11037-E)を出力し,処理を終了します。
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