uCosminexus DocumentBroker Object Loader Version 3
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EDMLodSetup(DocumentBroker Object Loaderの実行環境作成・削除)(UNIXの場合)
機能
UNIXの場合,指定したディレクトリの下にDocumentBroker Object Loaderの実行環境を作成します。また,DocumentBroker Object Loaderの実行環境を削除します。
形式
EDMLodSetup [-m { create | delete } ] -d ディレクトリ名
オプション
- -m { create | delete }
- 実行するモードとして,次のどちらかの文字列を指定します。オプションの省略時は,「-m create」が仮定されます。
- create
- DocumentBroker Object Loaderの実行環境を作成する場合に指定します。
- delete
- DocumentBroker Object Loaderの実行環境を削除する場合に指定します。
- -d ディレクトリ名
- 実行環境を作成または削除するディレクトリを絶対パスで指定します。パスの指定方法については,「4.2.2(3) パスの指定方法」を参照してください。
- 指定するディレクトリは必ず存在するディレクトリでなければなりません。また,インストールディレクトリを指定した場合は,エラーになります。
- 実行環境を作成する場合と削除する場合とでは,次のように処理の内容が異なります。
- 実行環境を作成する場合
- -dオプションで指定したディレクトリの下に「bin」「lib」「adm」「spool」というディレクトリを作成します。
- インストールディレクトリ(/opt/HiEDMS_Lod)の下の「bin」および「lib」ディレクトリに存在するファイルへのリンクを,1.で作成した 「bin」および「lib」の下に作成します。
- インストールディレクトリ(/opt/HiEDMS_Lod)の下の「adm」ディレクトリに存在するファイルを,-dオプションで指定したディレクトリ下の「adm」の下にコピーします。
- 実行環境を削除する場合
- -dオプションで指定したディレクトリの下から,「bin」「lib」「adm」「spool」ディレクトリを削除します。
注意事項
- 実行環境を作成する場合,このコマンドの実行前に実行環境を作成するディレクトリを作成しておく必要があります。
- -dオプションで指定するディレクトリは,DocumentBrokerの他プログラムの実行環境とは別のディレクトリを指定してください。
- このコマンドは作成するすべてのディレクトリおよびファイルに対して,コマンドを実行したユーザおよびグループにアクセス権を与えます。
- 実行環境の作成中に,次に示す状態を検知した場合はエラーメッセージを出力して処理を終了します。
- 実行環境を作成するディレクトリが存在しない。
- 実行環境を作成するディレクトリにアクセス権限がない。
- この場合,処理が終了するまでの間(先に説明した状態が検知されるまでの間)に作成されたディレクトリやファイルは削除されません。したがって,「-m delete」を指定して,コマンドを再実行したあとに,実行環境を作成し直してください。
- 実行環境を削除する場合,-dで指定したディレクトリ下のファイルは,このコマンドが作成したものかどうかに関係なく削除されます。削除するディレクトリ下には不用意にファイルを作成しないでください。
- 実行環境を削除する場合は,-dで指定したディレクトリがあるかどうかはチェックされません。例えば,指定したディレクトリ下に「bin」ディレクトリだけ存在している場合は,そのディレクトリを削除して正常終了とします。ただし,削除対象となるディレクトリやファイルが一つも存在しない場合はエラーになります。
- 実行環境作成後,EDMLoadコマンドを動作させるために,環境変数(OBJLOADERDIR)に実行環境ディレクトリを指定してください。
- このコマンドで作成したディレクトリは移動しないでください。また,EDMLodSetup -m delete以外の方法で,削除しないでください。
- このコマンドで作成したディレクトリには,別のディスクへのリンクを作成しないでください。
- 一つの文書空間に対して複数のDocumentBrokerの実行環境を構築している場合,このコマンドを実行する前に,実行環境識別子が0の実行環境であることを確認してください。
実行環境識別子が0以外の実行環境であっても,EDMLodSetupコマンドは正常終了します。ただし,作成したDocumentBroker Object Loaderの実行環境では,EDMLodSetup以外のコマンドを使用できません。この場合,DocumentBroker Object Loaderの実行環境を削除してください。その後,実行環境識別子が0の環境にDocumentBroker Object Loaderの実行環境を作成して使用してください。
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