JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 運用ガイド

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9.1 N+1コールドスタンバイ機能とは

この節では,N+1コールドスタンバイ機能の概要として,はじめに知っておいてほしいことを説明します。

N+1コールドスタンバイ機能は,サーバモジュール障害が発生した場合に,その障害をBSM Plusで受け取り,障害を解析し,現用系サーバモジュール(業務サーバモジュール)を予備系サーバモジュールに切り替える機能です。複数の現用系サーバモジュールに対して,予備系サーバモジュールを用意しておけば,その予備系サーバモジュールを起動して業務を再開できます。ハードウェア障害によって運用は一時的に中断しますが,少ないハードウェアリソースで,ハードウェア障害発生から運用再開までの障害対応を省力化できます。

N+1コールドスタンバイ機能は,BladeSymphonyを使用して業務運用を行っている場合に適用できます。また,N+1コールドスタンバイ機能は,現用系サーバモジュールのブートディスクおよびすべてのデータディスクが,外部のストレージ(日立ディスクアレイシステムまたはBRシリーズ)にあることが前提となります。システムの前提については,「9.6.1(1) システム構築の前提条件」を参照してください。

N+1コールドスタンバイ機能は,N+MコールドスタンバイとN+1コールドスタンバイの2つの構成に分けられます。それぞれの特長については,「9.1.1 N+MコールドスタンバイとN+1コールドスタンバイの相違点」を参照してください。

<この節の構成>
9.1.1 N+MコールドスタンバイとN+1コールドスタンバイの相違点
9.1.2 ホットスタンバイ機能とN+1コールドスタンバイ機能の相違点