JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 設計・構築ガイド

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付録H IPアドレス一覧

JP1/ServerConductorでは,通信元の各サービスで使用するIPアドレスを設定できます。通信元サービスのIPアドレスの設定有無による,各サービスで使用される通信元のIPアドレスを,次の表に示します。

表H-1 各サービスで使用される通信元のIPアドレス

項番 通信元のサービス名 通信先のサービス名 通信元でのIPアドレスの設定 通信元の各サービスで使用されるIPアドレス
クラスタ設定※1 ネットワーク(共通)※2 SVP通信設定※3 SVP通信設定(IPアドレス)※4
1 マネージャサービス
  • コンソールサービス
  • Webコンソールサービス
  • アラートアクションサービス
  • エージェントサービス
  • SVP(HA8000)
なし なし OSが決定したIPアドレス
あり ネットワーク(共通)※2で設定されたIPアドレス
あり クラスタ設定※1で設定されたIPアドレス

  • SVP/HVM(BladeSymphony(BS1000/BS320))
  • BMC(BladeSymphony)
なし なし なし OSが決定したIPアドレス
あり なし OSが決定したIPアドレス
あり SVP通信設定(IPアドレス)※4で設定されたIPアドレス
あり なし OSが決定したIPアドレス
あり なし OSが決定したIPアドレス
あり SVP通信設定(IPアドレス)※4で設定されたIPアドレス
あり クラスタ設定※1で設定されたIPアドレス

  • SVP/HVM
    (BladeSymphony(BS2000/BS500))
  • IOEU
なし なし なし OSが決定したIPアドレス
あり なし OSが決定したIPアドレス
あり SVP通信設定(IPアドレス)※4で設定されたIPアドレス
あり なし ネットワーク(共通)※2で設定されたIPアドレス
あり なし OSが決定したIPアドレス
あり SVP通信設定(IPアドレス)※4で設定されたIPアドレス
あり クラスタ設定※1で設定されたIPアドレス
2 コンソールサービス マネージャサービス なし OSが決定したIPアドレス
あり ネットワーク(共通)※2で設定されたIPアドレス
3 Webコンソールサービス マネージャサービス なし OSが決定したIPアドレス
あり ネットワーク(共通)※2で設定されたIPアドレス
Webブラウザ OSが決定したIPアドレス
4 エージェントサービス(Windows) マネージャサービス なし OSが決定したIPアドレス
あり ネットワーク(共通)※2で設定されたIPアドレス
ローカルコンソールサービス なし

Windows Server 2003の場合:
ローカルループバックアドレス(127.0.0.1)

Windows Server 2008またはWindows Server 2012の場合:
OSが決定したIPアドレス
あり

Windows Server 2003の場合:
ローカルループバックアドレス(127.0.0.1)

Windows Server 2008またはWindows Server 2012の場合:
ネットワーク(共通)※2で設定されたIPアドレス※5
5 エージェントサービス(Linux) マネージャサービス OSが決定したIPアドレス
6 エージェントサービス(HP-UX) マネージャサービス OSが決定したIPアドレス
7 SNMPトランスレータエージェントサービス SNMPマネージャ OSが決定したIPアドレス
8 ローカルコンソールサービス※6 エージェントサービス(Windows)

Windows Server 2003の場合:
ローカルループバックアドレス(127.0.0.1)

Windows Server 2008またはWindows Server 2012の場合:
OSが決定したIPアドレス
ローカルコンソールサービス※6 ローカルループバックアドレス(127.0.0.1)

(凡例)
なし:設定なしまたはチェックボックスOFF
あり:設定ありまたはチェックボックスON
−:該当しない

注※1
「クラスタ設定」とは,環境設定ユティリティの[クラスタ設定]タブの[下記論理IPアドレスを使用する]での設定を示します。この項目が設定されていない場合は,[現在の論理IPアドレス]に表示されているIPアドレスが使用されます。
なお,[クラスタ設定]タブの設定は,マネージャサービスをクラスタ構成でインストールした場合だけ有効になります。

注※2
「ネットワーク(共通)」とは,環境設定ユティリティの[ネットワーク(共通)]タブの[複数IPアドレス構成時には使用するIPアドレスを指定してください]での設定を示します。
エージェントサービスの場合,この項目は,Windowsサーバに対してだけ設定できます。LinuxサーバおよびHP-UXサーバでは,この設定項目はありません。
また,アラートアクションサービス,SNMPトランスレータサービス,およびローカルコンソールサービスでは,この設定項目はありません。

注※3
「SVP通信設定」とは,環境設定ユティリティの[SVP通信設定]タブの[BladeSymphonyへの通信ではネットワーク(共通)タブで設定したIPアドレスは使用しない]のチェックボックスでの設定を示します。
なお,[SVP通信設定]タブの設定は,マネージャサービスをインストールした場合だけ設定できます。

注※4
「SVP通信設定(IPアドレス)」とは,環境設定ユティリティの[SVP通信設定]タブの[複数IPアドレス構成時には使用するIPアドレスを指定してください]での設定を示します。
なお,この項目は[SVP通信設定]タブの[BladeSymphonyへの通信ではネットワーク(共通)タブで設定したIPアドレスは使用しない]のチェックボックスをONにした場合だけ設定できます。

注※5
08-96より前のローカルコンソールサービスの場合,OSが決定したIPアドレスになります。

注※6
ローカルコンソールサービスの内部通信を示します。