JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 設計・構築ガイド

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付録G ポート番号一覧

JP1/ServerConductorのプログラムをインストールすると,次の表に示すポート番号がデフォルトで使用されます。ポート番号が「不定」となっているポートは接続時にOSから自動的に割り当てられたポート番号(エフェメラルポート)を使用します。

servicesファイルで使用するポート番号を変更する場合,アプリケーションで使用していないポート番号を設定してください。ただし,次のポート番号は変更しないでください。

JP1/ServerConductorで使用するポート番号を変更する場合,[ホスト管理]ウィンドウに登録されているホストをすべて削除してから,ポート番号を変更し,再登録してください。なお,ポート番号を変更した場合,エージェントサービスの再起動が必要です。

リモートコントロール機能(JP1/NETM/Remote Control)を使用する場合は,次の表に示すポート以外にも使用されるポート番号があります。使用されるポート番号については,マニュアル「JP1 Version 9 JP1/NETM/Remote Control」の付録に記載されているポート番号を参照してください。

表G-1 JP1/ServerConductorが使用するポート番号

用途 サービス名称 通信の種類 プロトコル 接続元 接続先
サービス/製品 ポート番号 サービス/製品 ポート番号
エージェントサービスへの通信 sys_agt_port ユニキャスト TCP マネージャサービス 不定 エージェントサービス 20075
sys_agtssmp_port ユニキャスト TCP リモート保守ユティリティ V2(HA8000) 不定 エージェントサービス 22311※1
sys_agtems_port ユニキャスト TCP HP-UX EMS 不定 エージェントサービス 9000※2
マネージャサービスへの通信 sys_ra_port ユニキャスト TCP コンソールサービス 不定 マネージャサービス 20076
エージェントサービス 不定 マネージャサービス 20076
Webコンソールサービス 不定 マネージャサービス 20076
scbsmcmdコマンド 不定 マネージャサービス 20076
JP1/ServerConductor/Control Manager 不定 マネージャサービス 20076
JP1/Power Monitor 不定 マネージャサービス 20076
リモート保守ユティリティ(HA8000) 不定 マネージャサービス 20076
sys_svpalt_port ユニキャスト TCP BladeSymphony/HA8000のSVP機能 不定 マネージャサービス 20079
HVM 不定 マネージャサービス 20079
IOEU 不定 マネージャサービス 20079
コンソールサービスへの通信 sys_gui_port ユニキャスト TCP マネージャサービス 不定 コンソールサービス 20077
Webコンソールサービスへの通信 sys_web_port ユニキャスト TCP Webブラウザ 不定 Webコンソールサービス 1099
Webブラウザ 不定 Webコンソールサービス 不定
マネージャサービス 不定 Webコンソールサービス 20078
ローカルコンソールサービス(LcMgr.exe)への通信 lc_ra_port ユニキャスト TCP エージェントサービス 不定 ローカルコンソールサービス(LcMgr.exe) 20129
ローカルコンソールサービス(LcCons.exe) 不定 ローカルコンソールサービス(LcMgr.exe) 20129
リモート通報ユティリティ(HA8000) 不定 ローカルコンソールサービス(LcMgr.exe) 20129
ローカルコンソールサービス内の通信 lc_gui_port ユニキャスト TCP ローカルコンソールサービス(LcMgr.exe) 不定 ローカルコンソールサービス(LcCons.exe) 20130
アラートアクションサービスへの通信 sys_altact_port ユニキャスト TCP マネージャサービス 不定 アラートアクションサービス 20299
ローカルコンソールサービス(LcMgr.exe) 不定 アラートアクションサービス 20299
SVP機能/BMC/HVM/IOEUへの通信 sys_svpdetect_port ブロードキャスト/ユニキャスト※3 UDP マネージャサービス 不定 BS1000/BS320のSVP 623※4
マネージャサービス 不定 BladeSymphonyのBMC 623※4
マネージャサービス 不定 BS1000のHVM 623※4
ユニキャスト TCP マネージャサービス 不定 SVPボード 21001
sys_bds2cmd_port マネージャサービス 不定 BS2000/BS500のSVP 21001
マネージャサービス 不定 BS320/BS2000/BS500のHVM 21001
マネージャサービス 不定 IOEU 21001
sys_svp_autodetect_port ブロードキャスト/ユニキャスト※3 UDP マネージャサービス 不定 BS1000/BS320のSVP 23140
マネージャサービス 不定 BS1000/BS320のHVM 23140
scbsmcmdコマンドへの通信 sys_bsmcli_port ユニキャスト TCP マネージャサービス 不定 scbsmcmdコマンド 22222
VMホストへの通信(http通信) http ユニキャスト TCP マネージャサービス 不定 VMホスト 80
VMホストへの通信(https通信) https ユニキャスト TCP マネージャサービス 不定 VMホスト 443

(凡例)
−:該当しない

注※1
インストールするサーバがHA8000シリーズの場合だけ使用されます。

注※2
インストールするサーバのOSがHP-UXの場合だけ使用されます。

注※3
SVPまたはHVMの自動検出時にはブロードキャストが使用されます。それ以外の場合はユニキャストが使用されます。

注※4
マネージャサービスへの応答として,SVP機能/BMC/HVMの623ポートから,マネージャサービスのポート(マネージャサービスからSVP機能/BMC/HVMへの接続に使用したポート)への通信も発生します。ただし,SVPのファームウェアが次のバージョン以前の場合,SVP機能からの応答には不定(1024〜4999の任意の空き)ポートが使用されます。
・BS1000:Ax043以前
・BS320:A1029以前