JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 設計・構築ガイド
複数IPアドレスを使用する設定にしたバージョン08-80より前のマネージャサービスから,08-80以降にバージョンアップした場合には,BladeSymphonyが通信するIPアドレスとして,環境設定ユティリティの[マネージャサービス]タブから表示される[ネットワーク(共通)]タブで設定されているIPアドレスが使用されます。
例えば,08-80未満のマネージャサービスで,次のようにLANを分けているネットワーク構成で,BS2000とBS1000またはBS320を管理していたとします。
この場合のネットワーク構成を次の図に示します。
図6-5 08-80より前のマネージャサービスで複数IPアドレスを使用するネットワーク構成
この環境で,管理サーバ上のマネージャサービスのバージョンを08-80以降にした場合,環境設定ユティリティの[マネージャサービス]タブから表示される[SVP通信設定]タブの設定では,BladeSymphonyへの通信で[ネットワーク(共通)]タブで設定したIPアドレスを使用すること([BladeSymphonyへの通信ではネットワーク(共通)タブで設定したIPアドレスを使用しない]のチェックボックスがOFF)になっているため,各LANで使用するマネージャサービスのIPアドレスの設定は,次のとおりバージョンアップ前のままとなります。
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