JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 設計・構築ガイド
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[用語]](FIGURE/GLOSS.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
(1) Windows Server 2003の場合
マネージャサービスをMSCSのリソースとして登録します。クラスタシステムへの登録は,実行系サーバで実施してください。
登録項目と登録内容を次の表に示します。
表4-14 クラスタシステムへの登録項目と登録内容(Windows Server 2003の場合)
| 項番 |
登録項目 |
登録内容 |
| 1 |
名前 |
任意の名称を入力します。 |
| 2 |
説明 |
任意の説明を入力します。 |
| 3 |
リソースの種類 |
「汎用サービス」を選択します。 |
| 4 |
グループ |
前提条件で示したBSMグループ名を入力します。 |
| 5 |
実行可能な所有者 |
実行系および待機系の2台のノードを選択します。 |
| 6 |
依存関係※ |
MSCSのクラスタアドミニストレータで設定したネットワーク名リソースおよび物理ディスクを設定します。 |
| 7 |
サービス名 |
「SM_MgrSvc」を入力します。 |
| 8 |
レジストリレプリケーション |
次のレジストリを追加します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\System Manager\COMMON
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\System Manager\JP1Alerts
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\System Manager\Manager Service
|
- 注※
- クラスタシステムに登録するリソースの依存関係を次の表に示します。
表4-15 登録するリソースと依存関係
| 項番 |
名前 |
サービス名 |
依存関係 |
リソースの種類 |
| 1 |
− |
− |
− |
物理ディスク |
| 2 |
− |
− |
− |
IPアドレス |
| 3 |
− |
− |
#2 |
ネットワーク名 |
| 4 |
BladeServerManager |
SM_MgrSvc |
#1,#3 |
汎用サービス |
- (凡例)
- −:該当しない
汎用サービスリソースのプロパティの[詳細設定]タブの設定内容は,MSCSのデフォルト値のままにしてください。
(2) Windows Server 2008の場合
Windows Server 2008の場合は,次の手順に従ってリソースをクラスタシステムへ登録してください。クラスタシステムへの登録は,実行系サーバで実施してください。
- 実行系サーバでフェールオーバークラスタ管理またはフェールオーバークラスターマネージャーを起動し,「クラスタ名.ドメイン名」の下の「サービスとアプリケーション」に,「空のサービスまたはアプリケーション」を作成し,任意の名称で登録する
- 手順1で作成した名前に,汎用サービスを追加し,使用するサービスとして「SM_MgrSvc」(マネージャサービス)を登録する
- 「クラスタ名.ドメイン名」の下の「サービスとアプリケーション」から手順1で作成した名前のアイコンを右クリックし,[記憶域の追加]を選択する
[記憶域の追加]ダイアログボックスが表示されます。
- [利用可能なディスク]の一覧から,使用する共有ディスクにチェックを入れて,[OK]ボタンをクリックする
BladeServerManagerに,共有ディスクが追加されます。
- 手順2で登録した「SM_MgrSvc」のプロパティに,次の内容を登録する
表4-16 クラスタシステムへの登録項目と登録内容(Windows Server 2008の場合)
| 項番 |
登録項目 |
登録内容 |
| 1 |
実行可能な所有者 |
実行系および待機系の2台のノードを選択します。通常,デフォルトで追加されていますので,変更の必要はありません。 |
| 2 |
依存関係 |
手順4で追加した共有ディスクを指定します。 |
| 3 |
レジストリレプリケーション |
次のレジストリを追加します。
32bit Windows Server 2008の場合
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\System Manager\COMMON
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\System Manager\JP1Alerts
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\System Manager\Manager Service
64bit Windows Server 2008の場合
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\System Manager\COMMON
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\System Manager\JP1Alerts
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\System Manager\Manager Service
|
- 手順2で登録した「SM_MgrSvc」を右クリックし,[このリソースをオンラインにする]を選択して,オンラインにする
(3) Windows Server 2012の場合
Windows Server 2012の場合は,次の手順に従ってリソースをクラスタシステムへ登録してください。クラスタシステムへの登録は,実行系サーバで実施してください。
- 実行系サーバでフェールオーバークラスターマネージャーを起動し,「クラスタ.ドメイン名」の下の「役割」から,「役割の構成...」を実行する
- 高可用性ウィザードの「役割の選択」で「汎用サービス」を選択する
- 高可用性ウィザードの「サービスの選択」で使用するサービスとして「SM_MgrSvc」(マネージャサービス)を登録する
- 高可用性ウィザードの「クライアント アクセス ポイント」で,クライアントがこのクラスター化された役割にアクセスするときに使用する名前とIPアドレスを入力する
- 高可用性ウィザードの「記憶域の選択」で共有ディスクを選択する
- 高可用性ウィザードの「レジストリ設定のレプリケート」で次のレジストリを追加する
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\System Manager\COMMON
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\System Manager\JP1Alerts
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\System Manager\Manager Service
All Rights Reserved. Copyright (C) 2010, 2014, Hitachi, Ltd.