JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 設計・構築ガイド

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4.10 コマンドライン機能(scbsmcmdコマンド)の設定

管理対象サーバの電源制御に使用するコマンドライン機能(scbsmcmdコマンド)は,ある1つのマネージャサービスにアドミニストレータ権限でログインして,通信します。

そのため,あらかじめ,次の項目を設定しておく必要があります。これらの項目は,環境設定ユティリティの[コンソールサービス]タブから表示される[接続先マネージャサービス登録/削除]ダイアログボックスでの設定とは別に設定してください。

scbsmcmdコマンドの接続先マネージャサービスのIPアドレス,およびマネージャサービスにログインするときのアドミニストレータのパスワードは,scbsmcmdコマンドの実行環境設定コマンド(scbsmcmd -set)で設定します。

例えば,接続先マネージャサービスが192.XX.XX.YY,接続先マネージャサービスのアドミニストレータのパスワードがpasswordの場合,次のように指定してコマンドを実行します。

scbsmcmd -set -mi 192.XX.XX.YY -mp password

注意
  • scbsmcmdコマンドを実行するには,OSのAdministrators権限が必要です。
  • 環境変数PATHを設定して使用する場合は,次のパスを設定してください。
    <ServerConductorのインストール先フォルダ>\PROGRAM\
  • 接続先マネージャサービスがクラスタ構成の場合,接続先マネージャサービスのIPアドレスとして論理IPアドレスを指定してください。

scbsmcmdコマンドの詳細については,マニュアル「JP1 Version 9 JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 リファレンス」に記載されているscbsmcmdコマンドを参照してください。