JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 設計・構築ガイド

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4.5.7 マネージャサービスが使用する物理IPアドレスおよび論理IPアドレスの設定(クラスタ構成の場合)

マネージャサービスをクラスタ構成にしている場合,実行系および待機系のマネージャサービスが使用する物理IPアドレスおよび両方のサーバで使用する論理IPアドレスを設定します。

<この項の構成>
(1) 実行系サーバでの作業
(2) 待機系サーバでの作業
(3) アラートアクションサービス使用時の注意事項

(1) 実行系サーバでの作業

実行系サーバでは,物理IPアドレスと論理IPアドレスを設定します。手順を次に示します。

  1. 環境設定ユティリティで[マネージャサービス]タブを選択する
    [マネージャサービス]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. [詳細設定]ボタンをクリックする
  3. [ネットワーク(共通)]タブで,[複数IPアドレス構成時には使用するIPアドレスを指定してください]をチェックし,物理IPアドレスを指定する
    ここで指定するIPアドレスは,実行系サーバの物理IPアドレスです。

    [図データ]

  4. [クラスタ設定]タブの[下記論理IPアドレスを使用する]をチェックし,論理IPアドレスを指定する
    ここで指定するIPアドレスは,マネージャサービスの論理IPアドレスです。

    [図データ]

(2) 待機系サーバでの作業

待機系サーバでは,物理IPアドレスを設定します。論理IPアドレスは実行系サーバから引き継がれます。手順を次に示します。

  1. 環境設定ユティリティで[マネージャサービス]タブを選択する
    [マネージャサービス]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. [詳細設定]ボタンをクリックする
  3. [ネットワーク(共通)]タブで,[複数IPアドレス構成時には使用するIPアドレスを指定してください]をチェックし,物理IPアドレスを指定する
    ここで指定するIPアドレスは,待機系サーバの物理IPアドレスです。

    [図データ]

(3) アラートアクションサービス使用時の注意事項

マネージャサービスをクラスタ構成にしている場合,アラートアクションサービスの接続先IPアドレスには,物理IPアドレスを指定してください。