JP1/Cm2/SNMP System Observer
UNIXのSSOクラスタシステム環境を使用している場合に,実行系および待機系をメンテナンスする方法について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 実行系でのメンテナンス
- (2) 待機系でのメンテナンス
実行系でのメンテナンスは,次の順序で実施します。
- メンテナンス前の設定
- SSOメンテナンス
- メンテナンス後の設定
次に,それぞれの内容について説明します。
(a) メンテナンス前の設定
クラスタ環境設定コマンド(ssoclustersetup)を実行して,実行系のSSOクラスタ環境のメンテナンス前の設定を実施します。クラスタ環境設定コマンド(ssoclustersetup)については,「6. コマンド ssoclustersetup」を参照してください。
クラスタ環境設定コマンドの引数には,次の内容を指定してください。
引数 指定する値 第一引数 -beforemaint(メンテナンス前設定指定) 第二引数 -primary(実行系指定) 第三引数 共有ディスク上の共有データディレクトリ
例:/shared/ssoメンテナンス前の設定コマンドの指定例を次に示します。
ssoclustersetup -beforemaint -primary /shared/ssoエラーが発生した場合は,画面に出力されたメッセージを参照して問題を解決してください。問題が解決したら,コマンドを再実行してください。
(b) SSOメンテナンス
SSOの上書きインストール,バージョンアップインストール,または修正パッチの適用を実施します。
(c) メンテナンス後の設定
クラスタ環境設定コマンド(ssoclustersetup)を実行して,実行系のSSOクラスタ環境のメンテナンス後の設定を実施します。クラスタ環境設定コマンド(ssoclustersetup)については,「6. コマンド ssoclustersetup」を参照してください。
クラスタ環境設定コマンドの引数には,次の内容を指定してください。
引数 指定する値 第一引数 -aftermaint(メンテナンス後設定指定) 第二引数 -primary(実行系指定) 第三引数 共有ディスク上の共有データディレクトリ
例:/shared/ssoメンテナンス後の設定コマンドの指定例を次に示します。
ssoclustersetup -aftermaint -primary /shared/ssoエラーが発生した場合は,画面に出力されたメッセージを参照して問題を解決してください。問題が解決したら,コマンドを再実行してください。
待機系でのメンテナンスは,次の順序で実施します。
- メンテナンス前の設定
- SSOメンテナンス
- メンテナンス後の設定
次に,それぞれの内容について説明します。
(a) メンテナンス前の設定
クラスタ環境設定コマンド(ssoclustersetup)を実行して,待機系のSSOクラスタ環境のメンテナンス前の設定を実施します。クラスタ環境設定コマンド(ssoclustersetup)については,「6. コマンド ssoclustersetup」を参照してください。
クラスタ環境設定コマンドの引数には,次の内容を指定してください。
引数 指定する値 第一引数 -beforemaint(メンテナンス前設定指定) 第二引数 -secondary(待機系指定) 第三引数 共有ディスク上の共有データディレクトリ
例:/shared/ssoメンテナンス前の設定コマンドの指定例を次に示します。
ssoclustersetup -beforemaint -secondary /shared/ssoエラーが発生した場合は,画面に出力されたメッセージを参照して問題を解決してください。問題が解決したら,コマンドを再実行してください。
(b) SSOメンテナンス
SSOの上書きインストール,バージョンアップインストール,または修正パッチの適用を実施します。
(c) メンテナンス後の設定
クラスタ環境設定コマンド(ssoclustersetup)を実行して,待機系のSSOクラスタ環境のメンテナンス後の設定を実施します。クラスタ環境設定コマンド(ssoclustersetup)については,「6. コマンド ssoclustersetup」を参照してください。
クラスタ環境設定コマンドの引数には,次の内容を指定してください。
引数 指定する値 第一引数 -aftermaint(メンテナンス後設定指定) 第二引数 -secondary(待機系指定) 第三引数 共有ディスク上の共有データディレクトリ
例:/shared/ssoメンテナンス後の設定コマンドの指定例を次に示します。
ssoclustersetup -aftermaint -secondary /shared/ssoエラーが発生した場合は,画面に出力されたメッセージを参照して問題を解決してください。問題が解決したら,コマンドを再実行してください。
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