JP1/Cm2/SNMP System Observer

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7.4.9 ポート番号定義ファイルapmport.conf

APMのポート番号定義ファイルには,APMのデーモンプロセスとコマンドの間の内部通信に使用するポート番号を定義します。ポート番号定義ファイルは,$APM_CONF配下に,必要に応じて配置してください。なお,$APM_NEWCONF配下のapmport.confをひな型として使用できます。ポート番号定義ファイルを作成,修正,または削除した場合,「(5) ポート番号定義ファイル作成・修正・削除時の再起動」を参照してサービスを再起動してください。

ポート番号定義ファイルがない場合(デフォルトの動作),APMのデーモンプロセスとコマンドの間の内部通信に使用するポート番号を,1025〜5000の範囲からOSが動的に決定します。

<この項の構成>
(1) 書式
(2) 定義内容
(3) 注意事項
(4) 定義例
(5) ポート番号定義ファイル作成・修正・削除時の再起動

(1) 書式

ポート番号定義ファイルの書式を次に示します。

[図データ]

(2) 定義内容

定義内容を次の表に示します。

キー名
HIAPMMIB:
《20365》
((1〜65535))
hiapmmibデーモンプロセスが,apmProcMngデーモンプロセスとの通信に使用するポート番号を指定します。
APMPROCMNG:
《20366》
((1〜65535))
apmProcMngデーモンプロセスが,次のプロセスとの通信に使用するポート番号を指定します。
  • apmserviceデーモンプロセス
  • apmchgコマンド

(3) 注意事項

(4) 定義例

ポート番号定義ファイルの定義例を次に示します。

[図データ]

(5) ポート番号定義ファイル作成・修正・削除時の再起動

APMのポート番号定義ファイルを作成,修正,または削除した場合,次のサービスを再起動してください。

サービスの再起動に関する注意事項
ポート番号定義ファイルの書式または定義の誤りを修正したあとに,「SNMP System Observer - Agent for Process」サービスを部分的に再起動した場合,サービスの停止がタイムアウトすることがあります。
この場合は,プロセス監視動作定義ファイル(apmini.conf)のINITIMEOUT:キーに指定した時間が経過したあとに,「SNMP System Observer - Agent for Process」サービスを再起動してください。INITIMEOUT:キーのデフォルトは,5分です。プロセス監視動作定義ファイル(apmini.conf)のINITIMEOUT:キーの詳細については,「7.4.1 プロセス監視動作定義ファイル(apmini.conf)」を参照してください。
なお,サービスの再起動に関するそのほかの注意事項については,「3.5.14(5) サービスの再起動について」を参照してください。

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