JP1/Cm2/SNMP System Observer
監視条件定義ファイルには,アプリケーションを,プロセスまたはサービスで監視する条件を定義します。
- <この項の構成>
- (1) 書式
- (2) 監視サーバと監視アプリケーションに関する定義内容
- (3) 監視プロセスに関する定義内容
- (4) 監視子プロセスに関する定義内容
- (5) 監視サービスに関する定義内容
- (6) 定義例
(1) 書式
監視条件定義ファイルには,複数の監視条件を定義できます。監視条件定義ファイルの書式を,次に示します。
(2) 監視サーバと監視アプリケーションに関する定義内容
監視サーバおよび監視アプリケーションに関する定義内容を,次の表に示します。監視するサーバとアプリケーションの数だけ繰り返し定義してください。
キー名 値 target 監視サーバ名,アプリケーション名,およびシンボル表示の設定を「;(セミコロン)」で区切って指定します。
- サーバ名は,ホスト名またはIPアドレスを255バイト以内で指定してください。
- アプリケーション名は128バイト以内で指定してください。
- シンボル表示する場合はY,表示しない場合はNを指定してください。※
ssocommandNW
- アプリケーションの状態が変化した場合に,SSO側で自動アクションによってコマンドを実行するかどうか(コマンド実行有無),および実行するコマンド名を「;(セミコロン)」で区切って指定します。
- コマンド実行有無には,コマンドを実行する場合はY,実行しない場合はNを指定してください。
- コマンド名は160バイト以内で指定してください。
ssocommandWN ssocommandWC ssocommandCW ssocommandNC ssocommandCN ssocommandNU ssocommandUN ssocommandWU ssocommandUW ssocommandCU ssocommandUC apmcommandNW
- アプリケーションの状態が変化した場合に,APM側で自動アクションによって実行するリモートコマンド名を指定します。
- コマンドは複数指定できます。複数指定する場合,次のように,該当するキー項目を,実行したいコマンドごとに複数行記述します。
例:
apmcommandNW=cmd /q /c C:\abc.bat
apmcommandNW=cmd /q /c C:\def.bat
apmcommandNW=cmd /q /c C:\ghi.bat
- コマンド名は160バイト以内で指定してください。
apmcommandWN apmcommandWC apmcommandCW apmcommandNC apmcommandCN apmcommandNU apmcommandUN apmcommandWU apmcommandUW apmcommandCU apmcommandUC psnumber
((1以上の整数))アプリケーションに登録するプロセスの数を指定します。 svcnumber
((1以上の整数))アプリケーションに登録するサービスの数を指定します。 注※ この項目は下位バージョンとの互換性保持を目的としているため,「Y」と「N」のどちらを設定しても無効となります。
サーバおよびアプリケーションに関する定義の注意事項を次に示します。
- 項目を省略する場合は,値の記述だけを省略し,キー名と「=(イコール)」は必ず記述してください。
- 一つの定義ファイル内に,「target」の値のうち「監視サーバ名」と「アプリケーション名」の組み合わせが同じ定義が複数ある場合,先に記述されているプロセスの定義を有効とし,以降に記述されている定義は無視します。
- 値を複数指定できる項目で,同じ値があった場合は,先に記述されている定義を有効とし,以降の定義は無視します。
- 一つの「target」配下には「psnumber」と「svcnumber」を同時に指定できません。
- 自動アクションおよびリモートコマンドについては「2.5.2(4) 自動アクションおよびリモートコマンド」を参照してください。
(3) 監視プロセスに関する定義内容
監視プロセスに関する定義内容を,次の表に示します。なお,プロセスの種別については,「2.5 プロセスおよびサービス監視機能」を参照してください。
キー名 値 psname プロセス種別およびプロセス名を「;(セミコロン)」で区切って指定します。
- プロセス名がコマンドライン名の場合は,プロセス種別にCを,実行ファイル名の場合は,プロセス種別にEを指定します。
- プロセス名は60バイト以内で指定してください。
pscommandNC
- プロセスの状態が変化した場合に自動アクションによって実行するリモートコマンドを指定します。
- コマンド名は,160バイト以内で指定してください。
- コマンドは複数指定できます。複数指定する場合,次のように,該当するキー項目を,実行したいコマンドごとに複数行記述します。
例:
pscommandNC=cmd /q /c C:\abc.bat
pscommandNC=cmd /q /c C:\def.bat
pscommandNC=cmd /q /c C:\ghi.bat
pscommandCN pscommandNU pscommandUN pscommandCU pscommandUC cpsnumber
((0以上の整数))プロセスに登録する子プロセスの数を指定します。0を指定した場合は,監視対象子プロセスの定義は不要です。 監視プロセスに関する定義の注意事項を次に示します。
- 項目を省略する場合は,値の記述だけを省略し,キー名と「=(イコール)」は必ず記述してください。
- 一つの監視サーバと監視アプリケーションに関する定義内に,「psname」の値のうち「プロセス名」が同じである定義がある場合,先に記述されているプロセスの定義を有効とし,以降に記述されている定義は無視します。
- 値を複数指定できる項目で,同じ値があった場合は,先に記述されている定義を有効とし,以降の定義は無視します。
- 自動アクションおよびリモートコマンドについては「2.5.2(4) 自動アクションおよびリモートコマンド」を参照してください。
(4) 監視子プロセスに関する定義内容
監視子プロセスに関する定義内容を,次の表に示します。なお,子プロセスの種別については,「2.5 プロセスおよびサービス監視機能」を参照してください。
キー名 値 cpsname プロセス種別および子プロセス名を「;(セミコロン)」で区切って指定します。
- 子プロセス名がコマンドライン名の場合は,プロセス種別にCを,実行ファイル名の場合は,プロセス種別にEを指定します。
- 子プロセス名は60バイト以内で指定してください。
cpscommandNC
- 子プロセスの状態が変化した場合に自動アクションによって実行するリモートコマンドを指定します。
- コマンド名は,160バイト以内で指定してください。
- コマンドは複数指定できます。複数指定する場合,次のように,該当するキー項目を実行したいコマンドごとに複数行記述します。
例:
cpscommandNC=cmd /q /c C:\abc.bat
cpscommandNC=cmd /q /c C:\def.bat
cpscommandNC=cmd /q /c C:\ghi.bat
cpscommandCN cpscommandNU cpscommandUN cpscommandCU cpscommandUC 監視子プロセスに関する定義の注意事項を次に示します。
- 項目を省略する場合は,値の記述だけを省略し,キー名と「=(イコール)」は必ず記述してください。
- 一つの監視プロセスに関する定義内に,「cpsname」の値のうち「子プロセス名」が同じ定義がある場合,先に記述されているプロセスの定義を有効とし,以降に記述されている定義は無視します。
- 値を複数指定できる項目で,同じ値があった場合は,先に記述されている定義を有効とし,以降の定義は無視します。
- 自動アクションおよびリモートコマンドについては「2.5.2(4) 自動アクションおよびリモートコマンド」を参照してください。
(5) 監視サービスに関する定義内容
監視サービスに関する定義内容を,次の表に示します。
キー名 値 svcname サービス名を指定します。
- サービス名は100バイト以内で指定してください。
- サービス名には「;(セミコロン)」は使用できません。
svccommandNC
- サービスの状態が変化した場合に自動アクションによって実行するリモートコマンドを指定します。
- コマンド名は,160バイト以内で指定してください。
- コマンドは複数指定できます。複数指定する場合,次のように,該当するキー項目を実行したいコマンドごとに複数行記述します。
例:
svccommandNC=cmd /q /c C:\abc.bat
svccommandNC=cmd /q /c C:\def.bat
svccommandNC=cmd /q /c C:\ghi.bat
svccommandCN svccommandNU svccommandUN svccommandCU svccommandUC 監視サービスに関する定義の注意事項を次に示します。
- 項目を省略する場合は,値の記述だけを省略し,キー名と「=(イコール)」は必ず記述してください。
- 複数記述できるフィールドに同じ値を記述した場合,先に記述されているフィールドの定義を有効とし,後に記述されている定義は無効とします。
- 一つの監視サーバと監視アプリケーションに関する定義内に,キー名「svcname」の値のうち「サービス名」が,同じ監視サービスに関する定義に複数ある場合は,先に記述されている監視サービスに関する定義を有効とし,後に記述されている監視サービスに関する定義は無効とします。
- 監視サーバと監視アプリケーションに関する定義でキー名「svcnumber」に記述した数だけ繰り返し記述してください。
- 自動アクションおよびリモートコマンドについては「2.5.2(4) 自動アクションおよびリモートコマンド」を参照してください。
(6) 定義例
監視条件定義ファイルの定義例を次に示します。
Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi Solutions, Ltd.