JP1/Cm2/SNMP System Observer
インストールする場合の手順を説明します。
- <この項の構成>
- (1) UNIXの場合
- (2) Windowsの場合
(1) UNIXの場合
(a) インストールの前提条件
インストールを実行する前に,次の前提条件を満たしていることを確認してください。
- 上書きインストールの場合,バージョンダウンまたはリビジョンダウンとならないこと。
- インストールを実行するユーザがスーパーユーザ権限を持っていること。
(b) インストール方法
Hitachi PP Installerの指示に従ってインストールを進めます。
JP1/NETM/DMを使ったリモートインストールの方法については,マニュアル「JP1/NETM/DM Manager」およびマニュアル「JP1/NETM/DM SubManager(UNIX(R)用)」を参照してください。
(c) インストール時の注意事項
- SSOのインストールおよびSSOの修正パッチ適用前に,SSOを停止してください。
- SSOのインストール後,SSOのデーモンプロセスは起動していません。使用する環境に合わせて起動してください。デーモンプロセスの起動については,「4.1 プログラムの起動と停止」を参照してください。
- バージョン09-00からバージョンアップした場合,次の手順を実施してください。
- $SSO_BIN/jp1ssolog.shを退避する。
退避例を次に示します。
mv $SSO_BIN/jp1ssolog.sh $SSO_BIN/org_jp1ssolog.sh
- $SSO_NEWCONF/jp1ssolog.shを$SSO_BINにコピーする。
コピー例を次に示します。
cp -p $SSO_NEWCONF/jp1ssolog.sh $SSO_BIN/jp1ssolog.sh
- バージョンアップ前にカスタマイズしていた場合,同じ内容を$SSO_BIN/jp1ssolog.shに反映する。
- $SSO_BIN/org_jp1ssolog.shを削除する。
削除例を次に示します。
rm $SSO_BIN/org_jp1ssolog.sh
(2) Windowsの場合
(a) インストールの前提条件
インストールを実行する前に,次の前提条件を満たしていることを確認してください。
- 上書きインストールの場合,バージョンダウンまたはリビジョンダウンとならないこと。
- インストールを実行するユーザがAdministrators権限を持っていること。
UACが有効な場合,Administratorユーザ以外のAdministrators権限ユーザがインストールを実行すると,管理者への昇格が必要になります。
(b) インストール方法
インストーラの指示に従ってインストールを進めます。
新規インストール時は,次の項目の設定が必要です。なお,上書きインストール時は,新規インストール時に設定した情報が引き継がれるため,これらの項目を再設定する必要はありません。
- ユーザ情報(ユーザ名,所属)
- インストール先ディレクトリ
デフォルトのインストール先ディレクトリを次に示します。
インストール先ディレクトリをデフォルトから変更する場合,次の規則を満たすディレクトリを指定してください。
%SystemDrive%\Program Files (x86)\HITACHI\JP1Cm2SSO\
- ディレクトリパスがドライブレター(「C:」,「D:」など)で始まること。
- ディレクトリパスの文字列に,マルチバイトコード,半角の「/」,「:」,「*」,「?」,「"」,「<」,「>」,「|」,「,」,「;」,「$」,「%」,「^」,「'」,「!」,「(」,「)」,「=」,「+」,「{」,「}」,「@」,「[」,「]」を含まないこと。
ただし,Windows Server 2003 x64 EditionsおよびWindows Server 2008のインストールディレクトリのデフォルト値は除きます。
半角の「\」は,パス区切り文字としてだけ使用できます。
- ドライブレターだけまたはルートディレクトリだけ(「C:」,「D:\」など)の指定になっていないこと。
- ディレクトリパスの文字列長が,ディレクトリ最後の「\」を含めて45バイト以内であること。
- %SystemDrive%\Program Files\以下にインストールすることはできません。インストール先ディレクトリに%SystemDrive%\Program Files\以下を指定した場合は,「%SystemDrive%\Program Files\」が「%SystemDrive%\Program Files (x86)\」に置き換えられたディレクトリにインストールされます。
JP1/NETM/DMを使ったリモートインストール方法については,マニュアル「JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)」およびマニュアル「JP1/NETM/DM 運用ガイド1(Windows(R)用)」を参照してください。
(c) インストール時の注意事項
- SSOのインストールおよびSSOの修正パッチ適用前に,SSOを停止してください。
- SSOのインストール先ディレクトリ以下のファイル,およびサブディレクトリには,SYSTEMおよびAdministratorsに対して次の権限を設定してください。
読み取り,書き込み,実行,削除
- SSOのインストール後,SSOのデーモンプロセスは起動していません。使用する環境に合わせて起動してください。デーモンプロセスの起動については,「4.1 プログラムの起動と停止」を参照してください。
- バージョン09-00からバージョンアップした場合,次の手順を実施してください。
- $SSO_BIN\jp1ssolog.batを退避する。
退避例を次に示します。
ren $SSO_BIN\jp1ssolog.bat $SSO_BIN\org_jp1ssolog.bat
- $SSO_NEWCONF\jp1ssolog.batを$SSO_BINにコピーする。
コピー例を次に示します。
copy /a $SSO_NEWCONF\jp1ssolog.bat $SSO_BIN\jp1ssolog.bat
- バージョンアップ前にカスタマイズしていた場合,同じ内容を$SSO_BIN\jp1ssolog.batに反映する。
- $SSO_BIN\org_jp1ssolog.batを削除する。
削除例を次に示します。
del $SSO_BIN\org_jp1ssolog.bat
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