JP1/Cm2/SNMP System Observer

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2.4.6 集合縦棒グラフ形式のレポートファイル

集合縦棒グラフ形式のレポート部には,レポート詳細,グラフおよびグラフ凡例表が表示されます。また,設定方法によって,統計情報をあわせて表示できます。図2-35に,その例を示します。

図2-35 HTML形式のレポートファイル(集合縦棒グラフ形式の場合)

[図データ]

レポートファイルで表示される内容について説明します。

<この項の構成>
(1) レポート詳細
(2) グラフ凡例表
(3) グラフ
(4) 統計情報

(1) レポート詳細

収集対象サーバ名,サブリソース名,インスタンス名が表示されます。

(2) グラフ凡例表

グラフの表示色と,サブリソース名,またはインスタンス名に対応する凡例が表示されます。サブリソース別表示の場合,列はインスタンスで表示され,インスタンス別表示の場合,列はサブリソースで表示されます。

グラフ凡例表の列数は,グラフ表示詳細設定ウィンドウの[凡例表],またはレポート定義ファイルのgraph_legend_rowキーで指定できます。指定できる値の最大は100です。デフォルトは10です。

(3) グラフ

各サブリソース,およびインスタンスの値を棒グラフ表示します。グラフは,グラフ枠,時刻,目盛,プロットタイプから構成されています。表示形式は,レポートタイプ設定ウィンドウの[レポートの設定]の指定によって,インスタンス別表示,またはサブリソース別表示のどちらかになります。[レポートの設定]については「5.9.5 レポートタイプ設定ウィンドウ」を参照してください。

図2-36にサブリソース別表示のグラフ出力例を,図2-37にインスタンス別表示のグラフ出力例を示します。

図2-36 グラフ出力例(集合縦棒グラフ形式(サブリソース別表示)の場合)

[図データ]

図2-37 グラフ出力例(集合縦棒グラフ形式(インスタンス別表示)の場合)

[図データ]

(a) グラフ枠

(b) 時刻

グラフ間隔ごとの時刻をyyyy/mm/dd hh:mm:ssの形式で表示します。

(c) 目盛

(d) サブリソース名,またはインスタンス名

レポートタイプ設定ウィンドウの[レポートの設定]のグラフのタイプ,またはレポート定義ファイルのformatキーで指定した表示形式がサブリソース別表示の場合はサブリソース名が表示され,インスタンス別表示の場合はインスタンス名が表示されます。

[レポートの設定]については「5.9.5 レポートタイプ設定ウィンドウ」を,formatキーについては「7.3.21(3) レポート条件の定義内容」を参照してください。

(e) プロットタイプ

レポートタイプ設定ウィンドウの[レポートの設定]のプロットタイプ,またはレポート定義ファイルのplot_typeで指定したプロットタイプが表示されます。

[レポートの設定]については「5.9.5 レポートタイプ設定ウィンドウ」を,plot_typeキーについては「7.3.21(3) レポート条件の定義内容」を参照してください。

(f) 

サブリソース,またはインスタンスに対応する凡例に従って値が表示されます。表示される値は,小数点以下第2位までの数値です。

(4) 統計情報

レポート対象となるデータの各サブリソース,および各インスタンスの,最小値,最大値,平均値を数値で出力できます。

設定方法は,グラフ詳細設定ウィンドウの[統計情報],またはレポート定義ファイルで行います。[統計情報]については「5.9.5(1) グラフ表示詳細設定ウィンドウ」を,graph_statistics_infoキーについては「7.3.21(3) レポート条件の定義内容」を参照してください。デフォルト設定では出力されません。

出力できる統計情報の形式は,レポート出力の四つの表形式のうちから選択できます。グラフ表示の下に表示されます。

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