JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

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14.2.2 AssetInfo資産情報

システム装置,ネットワーク装置,拡張装置といった機器やソフトウェアに関する利用者,部署などの情報を管理するクラスです。

このクラスは,インポートおよびエクスポートできます。jamCsvImport.batでインポートする場合は,業務メニュー「インポート」からインポートする場合の説明を参照してください。

また,このクラスは,ユーザレポートを作成する際,検索条件に指定することもできます。

AssetInfoのプロパティ一覧を次の表に示します。

表14-5 AssetInfoのプロパティ一覧

プロパティ キー 内容 型[最大長
(バイト)]
備考 jamimportでの指定
AssetBranchNo 資産番号枝番 uint32 ライセンスの分割時の枝番です。
インポートで新規に登録する場合は,「0」を指定してください。更新時は,10001〜1000000000の範囲で,指定してください。
業務メニュー「インポート」からインポートする場合,「機器に関する情報」では必ず「0」が設定されます。
AssetID 資産ID uint32 資産を識別するユニークなIDです。
インポートで新規に登録する場合は,10001〜1000000000の範囲で,ユニークになるように採番してください。
業務メニュー「インポート」からインポートする場合,省略すると自動的に採番されます。
AssetKind 資産種別 string[3] ・資産種別」を参照してください。
「001」の場合は,オブジェクトクラス「HardwareInfo(ハードウェア資産情報)」を必ずインポートしてください。
「002」の場合は,「SoftwareInfo(ソフトウェア資産情報)」を必ずインポートしてください。
AssetNo 資産番号 string[60] ユーザで管理するユニークな資産番号です。
業務メニュー「インポート」からインポートする場合,省略すると自動的に採番されます。
AssetStatus 機器状態 string[3] ・機器状態」を参照してください。
このプロパティは,「AssetKind」が「001」の場合に,登録できます。
業務メニュー「インポート」からインポートする場合,設定を省略すると「在庫」が設定されます。
AssetWorkKind 稼働管理種別 string[3] ・稼働管理種別」を参照してください。
業務メニュー「インポート」からインポートする場合,デフォルト値を設定する必要があります。
CreationClassName CCN string[32] 「AssetInfo」です。
DMLastUpdateTime DM最終更新日付 date JP1/NETM/DMから取得したシステム構成情報,未導入機器情報および削除履歴情報のうち,最新の最終更新日付です。
DMStatus DM導入状態 string[3] ・DM導入状態」を参照してください。
DMUpdateDate DMシステム構成更新日付 date JP1/NETM/DMから取得したシステム構成情報の更新日付です。インポート画面の「資産種別」で「機器に関する情報」を選択したときだけ対象となります。
EndDate 使用終了日 date ソフトウェアの体験版などの有効期間の終了日です。
GroupID 部署ID string[64] 部署名に対応する部署IDです。
インポート時に指定する場合は,対応するオブジェクトクラス「GroupInfo」と同じ値を指定してください。
GroupName 部署 string[512] 「本社/営業部/営業1課」のように,上位からすべての階層関係を示した部署情報です。
インポート時に指定する場合は,対応するオブジェクトクラス「GroupInfo」と同じ値を指定してください。
GroupName_EN 部署(英名) string[512] 「Head Office/Sales Dept./Section1」のように,上位からすべての階層関係を示した英語の部署情報です。
インポート時に指定する場合は,対応するオブジェクトクラス「GroupInfo」と同じ値を指定してください。
HrdInvUpdateDate DMハードウェア更新日付 date JP1/NETM/DMから取得したハードウェアインベントリ情報の更新日付です。
業務メニュー「インポート」からインポートする場合,「資産種別」で「機器に関する情報」を選択したときだけ対象となります。
InsPkgUpdateDate DMパッケージ更新日付 date JP1/NETM/DMから取得したインストールパッケージ情報の更新日付です。
業務メニュー「インポート」からインポートする場合,「資産種別」で「機器に関する情報」を選択したときだけ対象となります。
InventoryKey 引き当てキー string[128] JP1/NETM/DMから資産情報を引き当てるための識別キーです。
JP1/NETM/DMの運用キーに合わせた引き当てキーを指定してください。
業務メニュー「インポート」からインポートする場合,「資産種別」で「機器に関する情報」を選択したときだけ対象となります。
LocationID 設置場所ID string[64] 設置場所名に対応する設置場所IDです。
インポート時に指定する場合は,対応するオブジェクトクラス「LocationInfo」と同じ値を指定してください。
LocationName 設置場所 string[512] 「東京/Aビル/1F」のように,上位からすべての階層関係を示した設置場所情報です。
インポート時に指定する場合は,対応するオブジェクトクラス「LocationInfo」と同じ値を指定してください。
LocationName_EN 設置場所(英名) string[512] 「Tokyo/A building/First floor」のように,上位からすべての階層関係を示した英語の設置場所情報です。
インポート時に指定する場合は,対応するオブジェクトクラス「LocationInfo」と同じ値を指定してください。
ManagerialGroup 管理部署 string[512] 資産の管理部署です。
ManagerialGroup_EN 管理部署(英名) string[512] 資産の管理部署の英語名です。
ManagerialGroupID 管理部署ID string[64] 管理部署に対応するIDです。
インポート時に指定する場合は,対応するオブジェクトクラス「GroupInfo」と同じ値を指定してください。
ManagerialUser 管理者 string[255] 資産の管理者です。ユーザ管理情報にないユーザ名も指定できます。
ManagerialUser_EN 管理者(英名) string[255] 資産の管理者の英語名です。
ManagerialUserID 管理者ユーザID string[64] 管理者に対応するIDです。
インポート時に指定する場合は,対応するオブジェクトクラス「UserInfo」と同じ値を指定してください。
NNMUpdateDate NNM更新日付 date NNMiまたはバージョン8以前のNNMから取得したノード情報の更新日付です。
業務メニュー「インポート」からインポートする場合,「資産種別」で「ソフトウェア情報」を選択したときだけ対象となります。
Note 備考 string[255] 資産情報の備考です。
PurchasePrice 購入金額 string[15] 資産の購入金額です。
Purpose 用途 string[255] 資産の用途です。
RegistrationDate 登録日 date 資産情報の登録日です。
業務メニュー「インポート」からインポートする場合,設定を省略すると,インポートを実行した日付が設定されます。
RegUpdateDate DMレジストリ更新日付 date JP1/NETM/DMから取得したレジストリ情報の更新日付です。インポート画面の「資産種別」で「機器に関する情報」を選択したときだけ対象となります。
SoftInvUpdateDate DMソフトウェア更新日付 date JP1/NETM/DMから取得したソフトウェアインベントリ情報の更新日付です。
業務メニュー「インポート」からインポートする場合,「資産種別」で「機器に関する情報」を選択したときだけ対象となります。
SoftwareStatus ソフトウェア状態 string[3] ・ソフトウェア状態」を参照してください。
このプロパティは,「AssetKind」が「002」の場合に登録できます。
業務メニュー「インポート」からインポートする場合,「資産種別」で「ソフトウェア情報」を選択したときだけ対象となります。設定を省略すると「運用」が設定されます。
StartDate 使用開始日 date 資産の使用開始日です。
StocktakingDate 棚卸日付 date 棚卸を実施した日付です。
UpdateTime 更新制御情報 string[20] 情報の同時更新を制御する情報です。
UpdateUser 変更者 string[255] 資産情報の変更者に対応するユーザIDです。Asset Information Managerがデータを更新する際に使用され,[機器詳細]ダイアログで情報を変更した場合に,ユーザIDが設定されます。ただし,次に示す場合は,更新したユーザのユーザIDは設定されません。
  • ソフトウェア資産情報を更新する場合
  • データのインポートを実行する場合
  • JP1/NETM/DMからインベントリ情報を取得する場合
  • NNMiから情報を取得する場合
  • バージョン8以前のNNMから情報を取得する場合
  • 案件を使用して情報を更新する場合
UserID ユーザID string[64] ユーザ名に対応するユーザIDです。
インポート時に指定する場合は,対応するオブジェクトクラス「UserInfo」と同じ値を指定してください。
UserName ユーザ名 string[255] ユーザ名です。
インポート時に指定する場合は,対応するオブジェクトクラス「UserInfo」と同じ値を指定してください。
UserName_EN ユーザ名(英名) string[255] ユーザの英語名です。
インポート時に指定する場合は,対応するオブジェクトクラス「UserInfo」と同じ値を指定してください。
UserPropertyArea_1 固有情報Area-1 string[255] 255バイトまでの情報を管理できる項目です。
操作画面では,複数行の文字列を指定できます。
UserPropertyArea_2 固有情報Area-2 string[255]
UserPropertyCode_1 固有情報Code-1 string[64] コード情報を管理できる項目です。
UserPropertyCode_2 固有情報Code-2 string[64]
UserPropertyCode_3 固有情報Code-3 string[64]
UserPropertyCode_4 固有情報Code-4 string[64]
UserPropertyCode_5 固有情報Code-5 string[64]
UserPropertyCode_6 固有情報Code-6 string[64]
UserPropertyDate_1 固有情報Date-1 date 日付情報を管理できる項目です。
UserPropertyDate_2 固有情報Date-2 date
UserPropertyDate_3 固有情報Date-3 date
UserPropertyDate_4 固有情報Date-4 date
UserPropertyDate_5 固有情報Date-5 date
UserPropertyDate_6 固有情報Date-6 date
UserPropertyField128_1 固有情報Field128-1 string[128] 128バイトまでの情報を管理できる項目です。
UserPropertyField128_2 固有情報Field128-2 string[128]
UserPropertyField255_1 固有情報Field255-1 string[255] 255バイトまでの情報を管理できる項目です。
UserPropertyField255_2 固有情報Field255-2 string[255]
UserPropertyField32_1 固有情報Field32-1 string[32] 32バイトまでの情報を管理できる項目です。
UserPropertyField32_2 固有情報Field32-2 string[32]
UserPropertyField32_3 固有情報Field32-3 string[32]
UserPropertyField32_4 固有情報Field32-4 string[32]
UserPropertyField32_5 固有情報Field32-5 string[32]
UserPropertyField32_6 固有情報Field32-6 string[32]
UserPropertyField64_1 固有情報Field64-1 string[64] 64バイトまでの情報を管理できる項目です。
UserPropertyField64_2 固有情報Field64-2 string[64]
UserPropertyUint_1 固有情報Uint-1 uint32 数値情報を管理できる項目です。
UserPropertyUint_2 固有情報Uint-2 uint32
UserPropertyUint_3 固有情報Uint-3 uint32
UserPropertyUint_4 固有情報Uint-4 uint32
UserPropertyUint_5 固有情報Uint-5 uint32
UserPropertyUint_6 固有情報Uint-6 uint32
UsrInvUpdateDate DMユーザ更新日付 date JP1/NETM/DMから取得したユーザインベントリ情報の更新日付です。
業務メニュー「インポート」からインポートする場合,「資産種別」で「機器に関する情報」を選択したときだけ対象となります。
(凡例)
●:キーとなるプロパティ
−:キー以外のプロパティ
◎:新規登録時に必ず指定するプロパティ(省略するとエラーになる)
○:新規登録時に指定を推奨するプロパティ(省略してもエラーにはならない)
△:任意に指定するプロパティ
注※
拡張用のプロパティです。業務メニュー「管理項目編集」で,このプロパティの表示名を編集し,表示させる設定にすることで,管理項目を追加できます。

各プロパティのコードの詳細を次に示します。