JP1/NETM/DMのインベントリ情報を基にして,Asset Information Managerの対応する各クラスに情報が登録・更新されます。
また,JP1/NETM/DM 07-50以降と連携して,JP1/NETM/DM Clientがインストールされていない機器からも情報を収集する場合は,取得できる情報が限定されます。JP1/NETM/DM未導入機器から取得できる情報については,「13.1.1(1) JP1/NETM/DM未導入機器から取得できる資産情報」および「13.1.2(1) JP1/NETM/DM未導入機器から取得できるハードウェア資産情報」を参照してください。
登録・更新される情報と,引き当てられるインベントリ情報との対応を次の表に示します。
表13-1 登録・更新される情報と,引き当てられるインベントリ情報との対応
| Asset Information Managerのクラス |
JP1/NETM/DMのインベントリ情報 |
| システム構成情報 |
システム情報※1 |
インストールパッケージ情報 |
ソフトウェア
インベントリ情報 |
Microsoft Office
情報 |
ウィルス定義情報 |
ユーザインベントリ情報 |
レジストリ
情報 |
| 資産情報 |
○ |
○ |
− |
− |
− |
− |
○ |
○ |
| ハードウェア情報 |
○ |
○ |
− |
− |
− |
− |
○ |
○ |
| ネットワーク情報 |
○ |
○ |
− |
− |
− |
− |
○ |
○ |
| インストールソフトウェア情報※2 |
− |
○ |
○ |
○ |
− |
− |
○ |
− |
| インストールソフトウェアリスト※2 |
− |
○ |
○ |
○ |
− |
− |
− |
− |
| コンポーネント情報※2 |
− |
− |
− |
− |
○ |
− |
− |
− |
| ソフトウェアリスト |
− |
− |
○ |
○ |
− |
− |
− |
− |
| パッチ情報※3 |
− |
○ |
○ |
− |
− |
− |
− |
− |
| パッチリスト |
− |
○ |
○ |
− |
− |
− |
− |
− |
| ウィルス定義情報 |
− |
− |
− |
− |
− |
○ |
− |
− |
| 部署情報※4 |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
○ |
− |
| 設置場所情報※4 |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
○ |
− |
| IPアドレス |
− |
○ |
− |
− |
− |
− |
− |
− |
| 変更履歴情報 |
○ |
○ |
− |
− |
− |
− |
○ |
○ |
| ソフトウェア変更履歴情報 |
− |
− |
○ |
○ |
− |
− |
− |
− |
- (凡例)
- ○:引き当てられる
- −:引き当てられない
- 注※1
- JP1/NETM/DMのシステム情報のうち,セキュリティ関連,ドメイン種別,AMTファームウェアバージョン,およびプリンタサーバ名については引き当てられません。
- 注※2
- セットアップでハードウェアに関する情報だけを取得する設定にした場合は,登録・更新されません。
- JP1/NETM/DMから取り込む情報の種類を選択する方法については,「5.3.7 JP1/NETM/DM連携の設定」を参照してください。
- 注※3
- JP1/NETM/DM 07-50以降と連携して,未適用パッチ情報を取得する設定にしている場合は,インストールが必要なパッチの情報も取得できます。未適用パッチ情報を取得する設定の詳細については,マニュアル「JP1/NETM/DM 運用ガイド1(Windows(R)用)」を参照してください。
- 注※4
- インベントリ情報の引き当てで,ユーザインベントリ情報の部署および設置場所の情報を登録する設定にした場合に,登録・更新されます。
- 注意事項
- システム情報およびシステム構成情報を引き当てる際に,引き当て元の値がNULLの場合,Asset Information Managerの情報は更新されません。
- Asset Information Managerのバージョン07-11までは,機器状態が「運用」,「在庫」の場合に情報が更新されていましたが,バージョン07-50以降は機器状態が「運用」,「在庫」,「仮廃棄」および「抹消」の場合に,業務メニュー「インベントリ情報の引き当て」で設定した引き当て項目に従って情報が更新されます。
- 管理対象のクライアントにJP1/NETM/DM Client 08-11がインストールされている場合,日立プログラムプロダクトの情報を含んだインベントリ情報を取り込むと,一つの日立プログラムプロダクトに対して二つのインストールソフトウェア情報が取得されることがあります。このとき,ソフトウェア名の自動登録を設定していると,ソフトウェア名が重複して登録される可能性があります。ライセンスの集計時に,一つの日立プログラムプロダクトが二つの異なるソフトウェアとして別々に集計されてしまうときは,ライセンスの集計結果を確認し,業務メニュー「ソフトウェア名称管理」で重複しているソフトウェア名を統合してください。
JP1/NETM/DMのインベントリ情報を資産管理データベースに登録する方法については,「3.2.1 JP1/NETM/DMから取得する場合」を参照してください。
登録・更新される各クラスの情報の詳細について次に示します。
- <この節の構成>
- 13.1.1 資産情報として取得できるインベントリ情報
- 13.1.2 ハードウェア資産情報として取得できるインベントリ情報
- 13.1.3 ネットワーク情報として取得できるインベントリ情報
- 13.1.4 インストールソフトウェア情報として取得できるインベントリ情報
- 13.1.5 インストールソフトウェアリストとして取得できるインベントリ情報
- 13.1.6 コンポーネント情報として取得できるインベントリ情報
- 13.1.7 パッチ情報として取得できるインベントリ情報
- 13.1.8 パッチリストとして取得できるインベントリ情報
- 13.1.9 ウィルス定義情報として取得できるインベントリ情報
- 13.1.10 部署情報として取得できるインベントリ情報
- 13.1.11 設置場所情報として取得できるインベントリ情報
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