JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

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11.5.2 資産管理データベース作成時のトラブル

資産管理データベースの作成時に想定されるトラブルと,その主な要因および対処を次に示します。

<この項の構成>
(1) 「環境情報に設定した値が正しくありません。」といったメッセージが出力される
(2) サーバ環境設定の誤りによって「資産管理システムの初期データの作成に失敗しました。」といったメッセージが出力される
(3) DBのユーザ認証の失敗によって「資産管理システムの初期データの作成に失敗しました。」といったメッセージが出力される
(4) 「すでにキーが存在したため追加できません。」といったメッセージが出力される
(5) エラーが発生して終了してしまう(Embedded RDBの場合)

(1) 「環境情報に設定した値が正しくありません。」といったメッセージが出力される

[サーバセットアップ]ダイアログでの設定が実行されていない可能性があります。[サーバセットアップ]ダイアログで設定を実行してください。

(2) サーバ環境設定の誤りによって「資産管理システムの初期データの作成に失敗しました。」といったメッセージが出力される

logフォルダに次のような内容のASTMESn.LOGファイルが出力されます。

次に示す要因が考えられます。

(3) DBのユーザ認証の失敗によって「資産管理システムの初期データの作成に失敗しました。」といったメッセージが出力される

logフォルダに次のような内容のASTCIMn.LOGファイル,またはASTMESn.LOGファイルが出力されます。

これは,[サーバセットアップ]ダイアログの「データベース情報」の「ログインID」とパスワードが正しく設定されていないおそれがあります。[サーバセットアップ]ダイアログの「データベース情報」の「ログインID」とパスワードを正しく設定してください。

(4) 「すでにキーが存在したため追加できません。」といったメッセージが出力される

すでにデータベースが作成されている可能性があります。

資産管理データベースの作成を一度実行したあとで再度実行した場合にこのメッセージが出力されますが,データベースに影響はありません。テーブルを再作成する場合は,テーブルおよびビューをすべて削除してから,資産管理データベースの作成を実行してください。

(5) エラーが発生して終了してしまう(Embedded RDBの場合)

データベース作成時に指定したEmbedded RDBの容量が満杯になっているおそれがあります。

Asset Information Managerをアンインストールしてから再度インストールしてください。インストールするディスクには,インストール時に設定したデータベース容量に加えて,Embedded RDBが自動的に割り当てる管理領域分の容量が必要です。管理領域の容量はリリースノートを参照してください。